のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

認知症の親が徘徊しだしたら意識してほしいこと 5

デイサービスの日数を増やす。

 

うちの場合は昼夜逆転で大変でした。

 

夕方からソワソワするのは黄昏症候群ともいうそうですが「家(実家)に帰らなきゃ」 と思うんでしょうね。帰巣本能ですか。

 

夜は寝かしつけて30分もしないうちにすぐトイレに行こうとします。

 

失禁されるよりいいかと毎回訴えを間に受けてトイレ介助するとほぼ外れ。

 

冬の深夜などこちらが風邪を引きますから寝室にポータブルトイレを置いたり尿瓶を買ってみたり様々試みました。

 

夜に覚醒して寝てくれないのに昼間はウトウトしてますからね、もう付き合いきれませんよ。

 

こちらが疲労困憊で日常生活も回らなくなりました。

 

睡眠不足で判断を誤ると生活に支障が出てきて、その先の虐待や殺人にまでつながりかねません。

 

ケアマネや社会福祉士の友人にも相談して父があまり乗り気でなかったデイサービスを週2日から3日に増やしました。

 

昼間の活動量が少ないから夜眠ろうとしないということでした。

 

デイサービスに行けば嫌でもゲームやレクリエーションに参加せざるをえなくなり、知らない利用者さんと接してそれなりに疲労するだろうという意見を取り入れました。

 

認知症の親が徘徊しだしたら意識してほしいこと4

①玄関にベルやセンサーを設置してそこを通ると音が鳴るような仕掛けをする。

 

②あまりオススメできないけれど補助鍵をつける。ホームセンターで手軽に買えますしね。

 

どんなに補助鍵や引き戸につっかえ棒をしてもはずして出て行きます。それでも時間稼ぎにはなります。

 

閉じ込めるということではないですよ、念のため。

 

自由に出て行けなくなるとそれをストレスに感じてさらに徘徊が酷くなったりしますからやりすぎはいけません。

 

トイレにいっているわずかな時間でもいなくなる。常に徘徊の不安を抱えながらの生活は気が休まりません。探しても見つかるとは限りませんしね。

 

そのせいなのか私は人と一緒に出掛けてどこかにいなくなられるのが苦手でというより面倒で、単独行動を好みます。待ち合わせとか苦手です。

 

③高齢者世帯の見守り機能電話を設置する。

 

これは徘徊の直接解決にはなりませんが、うちのは「相談」と「緊急」の2つしかボタンがなくてとりあえず通報はできるツールでした。

 

自治体にもよりますが私の地元は無料でした。ただし同じ地区に緊急連絡先として登録してくれる人を3人指定、機械の取り付けの立ち会い、ヒカリ電話だと落雷のさい繋がらなくなるなど条件つきです。

 

どこへ相談すればいいかわからない、すぐ警察というほどじゃないけどというときのお助けアイテムです。

 

身体の異変も連絡すればそこそこの対応はしてもらえ医療機関へ繋いでくれます。

 

月一で見守りセンターから電話もあって近況など訊ねられます。よく私の帰省時に電話を取ったので状況説明しお喋りしていました。

機能性ディスペプシアは寛解を目指すらしい

2ヶ月ぶりに総合病院で採血と受診をしました。

 

葬儀の後片付けから落葉樹が多く無駄に広い実家の管理でヘトヘトで、なんだか貧血のようなふらつきもあってきっと悪い数値だろうなと予想していました。

 

ところが‼︎

 

血液の数値はさほど悪くなく今回お薬の処方もなし。

 

原因不明のみぞおちのつかえや胃の痛みに2ヶ月前に処方されていたお薬は、自分の勝手な判断で調子の悪い時だけ飲んでいたので大量に余っていました。

 

「勝手なことしてすみせん」

 

と前置きしてから薬に依存したくない、お守り程度にしたい、漢方ドクターは疲れた胃を休ませ無理に食べないようにというけれど、37kgまでガリガリに痩せたので少しは食べて太りたいなどおはなししました。

 

そう、美味しく食べたい気持ちはあるのにいつもみぞおちが詰まって途中から入らなくなるのです。

 

内視鏡検査をしても無問題で「機能性ディスペプシア」という病名も去年初めて聞きました。

 

ストレス耐性の弱い私は長年の遠距離介護に加え父の突然死から1年も経たず母までなくし、葬儀から煩雑な相続事務や実家の管理で気持ちから落ちています。

 

そしてこの症状を診ていただいていたドクターがまさかの転勤になり新任ドクターにまた最初から説明しなければならなくなりました(カルテに履歴がありますが)

 

もうそれだけで面倒ですべてにおいて投げやりな気分です。

 

東西医療どちらの意見を聞けばよいのか混乱しています、と正直に打ち明けると

 

「どっちも聞かなくていいですよ」

 

とライトにいわれ楽になりました。

 

あ、そうなんだ自分の体感を信じて処方薬を飲んでも飲まなくてもいい。そして完治ではなく寛解(かんかい)や軽快(けいかい)を目指すのだとか。

 

また辛い症状が出るかもしれないしその時はお薬の力を借りる、リラックスできる環境に身を置くなど自分と上手く付き合うよりないようです。

 

実はこの機能性ディスペプシアに悩む人が案外多いことをTwitterで教わり、少しだけ孤独から救われたのでした。

 

認知症の親が徘徊しだしたら意識してほしいことIII

管轄警察署へ相談しマイナンバーや免許証やパスポートなどの顔写真を提出して捜索してもらいやすくしておきましょう。

 

徘徊で行方不明になったさい、特徴やその日の服装を質問されても動揺して答えられない場合があります。

 

担当の警察官の方と本音で話しておくことも大事ですよ。

 

こんなことで人の手を煩わせるなんて恥だ‼︎なんて思わなくていいんですから。

 

自力で探して世間に知られずにいようと思うかもしれませんが焦ってバンパーを擦ったりしますから近所の人は見てますよ。正直に打ち明けましょう。

 

うちの父がずっと地域社会で内緒にしていて自分だけで解決しようといろいろやらかしてくれました。

 

話すと面白おかしくうわさ話をしてくれる輩もいますが無視です。

 

まずは確実に探せる方法を取っておくこと。

 

地域の力を借りること。

 

自分ひとりで抱え込まないこと。

 

親の服の内側に名前と連絡先をマジックで書いておく縫い付けるなどもいいですね。

 

個人情報どうのといっていられませんからね。

 

徘徊はいつまでも続くわけではありません。

都立動物園水族園は教育施設

18倍の倍率で大人のための動物園講座に当選しました。

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けっこうくじ運は良くて勝鬨橋(かちどきばし)などの水門を船で巡ったり、リニア新幹線試乗会に当選したことがあります。

 

馴染みのある上野動物園に最後に行ったのはもう5年以上前かなぁ。

 

確かペリカンの食事時間が14:30頃でたまたま立ち会えて嬉しかったのを覚えています。

 

(普段は池で自由に過ごすペリカンが急に岸にあがってきたのでどうしたのか?と思っていたら飼育員さんが自転車の前かごに餌を積んで現れました。時間まで把握しているようでした)

 

今回は専門ガイドさんによる絶滅危惧種の解説つきで大人が楽しめるよう工夫されていました。

 

象の個体数の減少は印鑑や三味線のバチに象牙が使われていて日本が世界最大の消費国であることが原因とは知りませんでした。

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ほかに象も虎も後ろ足より前足のほうが大きいとか、シマウマやキリンのひづめは骨とくっついていて剥がれないなど日頃目がいかないようなことも教わりました。

 

普段見ることのできないバックヤードでヒトが食べるより新鮮な小松菜やキウイや生きたままの虫、緑豆(モヤシになる前の豆)なども見せてもらいました。

 

1日の餌代は30万円。入園料600円ほどで賄えるはずもなく税金が投入されています。生き物ですから病気もしますしね。園内の病院にはMRIや入院設備もあります。

 

このような見学会が実施されるのは税金がどのように使われているのか納税者に見てもらうためでもあり、なぜ絶滅危惧種になってしまうのか人間の生活から考えるきっかけにする教育施設でもあるからということでした。

 

帰りは久しぶりにアメ横によって動物たちの餌にもなる緑豆を買いました。

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緑豆は春雨になる前の豆で利水作用があり、いつも気虚(エネルギー不足)で水はけの悪い私はご飯と一緒に炊いて食べています。

 

帰省から戻ったばかりでむくんで顔が引きつれたようになっていたのでいろんな意味でいいタイミングでした。