今だからいえますがね、母の介護費用が下ろせずに困っていました。
機嫌よく長生きしてほしいと思いながらも、体調不良で入院したりふいの出費が重なるとそれなりの金額になります。
基本介護費用は本人の手持ちから使いますからね、毎回立て替えというのもおかしな話です。
遠距離で通いながらお世話していましたが、父の突然死で施設に入所することになりました。
毎月の費用は口座振替になるのでいいのですが、それ以外の出費は毎回負担しなければなりません。
これというのも母はキャッシュカードすら持っていないうえ、民間施設に入所させるための費用が定期預金になっていて本人以外おろせません。
あっても使えないならないも同じ。
正直、父を恨みましたよ。
そして高齢で介護費用が必要な顧客に金利のつかない定期預金を勧める田舎の金融機関のことも。
https://www.souzoku48.com/blog/60/
認知症患者の凍結した口座が何億円もあると報道がありました。
本来使うべきところにきちんと回せば、施設も医療機関もそこで働くスタッフさんにも循環していきます。
経済も回るということですね。
必要なぶんを解約したいと窓口で相談すると、法定相続人全員分の協議書と実印、印鑑証明その他の書類と実際支払った領収書を提出するようにと説明されました。
ええっと、うちのお金を預けてるんですけど⁇
不正を防ぐためと聞こえのいいことをいっても、銀行の預貯金残高を減らしたくないとか事情があるわけでしょう。
とにかく親が元気なうちに生前贈与を受けるとか、キャッシュカードを預かっておくとか、家族信託の仕組みを使うとか行動を起こしておきましょう。