のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

雨の日に具合の悪い人はこうしよう

久々の漢方ネタです(漢方講師をしています)

 

そろそろ梅雨ですね。雨具など準備はできていますか?

 

私は先週レインコートを丸洗いしました。

 

この時期洗濯物が乾きにくいとかお出かけが億劫だったりしますよね。

 

雨の日に具合の悪くなる人も多いかと思います。

 

これは水滞(すいたい)といわれる水捌けのよくない体質の方ですね。

 

モデルさんのようにたくさん水を飲んでもうまく巡らず詰まってしまう。

 

お腹がチャポチャポする。

 

舌に歯型がついている。

 

浮腫みや頭痛がある、マスクやシーツの跡が取れにくい。

 

多かれ少なかれ経験あるかと思います。

 

どんな対応がよいか。

 

脾(消化吸収の機能)は湿気を嫌いますから温かく消化の良いものを食べましょう。

 

冷たい飲食物は美味しいけれど控えましょう。甘いものも然りです。

 

じんわり汗ばむ程度の軽い運動をしましょう。

 

枕カバー、シーツ、パジャマをこまめに交換し、布団を干して寝床の環境を整えましょう。

 

湯船に浸かるのも忘れずに。

 

どれもこれも目新しいことはありません。

 

ふ〜ん、そんなこと?という地味なことを続けた先に快適な体調があります。

 

これまでずっと無自覚にアイスクリームやビール、冷やし中華やそうめんを食べていたのを急にやめるのは難しいですよね。

 

冷たいものだけで済ませないで、温かいお味噌汁やスープ、紅茶などを取り入れてみましょう。

 

じんわり汗をかくにはウォーキングで充分です。

 

それもわざわざじゃなく、ひと駅歩くとか帰りに寄り道するとか些細なことでオーケーです。

 

ちょっとだけ自分をいたわってみませんか?

 

 

 

ラジオアプリで初配信してみた

先日DLしたラジオアプリ(spoon)をときどき聴いていたら、DJはほぼ若い子ばかりでコミュニティも出来上がっているように感じました。

 

わざわざ初見さんでもOKですよ、とことわりを入れているスレッドもあるので参加し会話に絡んでみると「のぞみさん漢方のおはなしすればいいじゃん」とアドバイスされすぐ配信してみました。

 

難しく考えすぎずリスナーさんと楽しくやりとりしながら介護体験や高齢者の免許返納、認知症予防や補腎(生命の源を補う)空き家問題に至るまで1時間半ほど喋りました。

 

日頃からブログで言語化していることをつらつらとおはなししてみたところ、若いリスナーさんの食いつきに手応えを感じました。

 

ほとんどが雑談でみんなが自由にはなせる場ですが、ちょっと世相を意識したテーマを投げかけると世代による考え方の違いをダイレクトに受け取れていいなと思います。

 

気が向いたらまた配信します。

 

https://twitter.com/spoon_radio

施設入所のお支度

うちの場合は母と同居の父が突然死しましたから入所は緊急。施設の見学会に参加するゆとりすらありませんでした。

 

すでに要介護5で私とも別居だったのでデイサービスとショートステイで通いなれた二つの施設が選択肢でした。

 

物忘れ外来の主治医が常勤している老健に空きはなく、ショートステイでお世話になっていた新し目の施設で入所面談することになりました。

 

正式な入所までショートステイを少しずつ区切っておよそ1ヶ月ほど母を預かってもらっていました。

 

面談から契約手続きまで2時間。

 

緊急時や終末期にどう対応するかシビアなことも聞かれ、あまり考えたくはありませんでしたが現実的な対応を迫られます。

 

意思決定権は私にあり判断を委ねられています。

 

契約書に署名捺印し割印を押して双方で保管します。

 

その後、個室に案内されベッドの掛け敷き布団と枕はあるけれどタオルケットや毛布は持参する、衣類収納のチェストは持ち込んでほしいなどの説明を受けます。

 

そのあいだもチェストが自分の車に積めない、だれに軽トラ借りよう?頭の中はぐるぐるです。

 

父の葬儀後の事務処理や法要の仕度も並行でやっていたため、私の疲れは限界を超えていました。

屋久島の豪雨にまさかの友人が

50年に一度といわれた先日の屋久島豪雨。

 

実は救助された人のなかに友人がいて心配していました。

 

無事戻ってこれた今だから話せることもたくさんあるようで直接おはなしを聞いてきました。

 

出発時はさほど降っていなくて慣れたガイドさんたちに誘導され、縄文杉をみての帰りから突如降り出し道は川のようになり崖崩れで道がなくなりバスのなかで一夜を過ごしたそうです。

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レインコートを着ていてもびしょ濡れで身体がどんどん冷えてきて、防寒シートをかぶりバナナなどのわずかな食糧を分け合ってバスのなかで暖房をガンガンにして凌いだそうです。

 

まさかそうなるとは誰も予想だにしていませんから、なかにはメンタルが怪しくなる人もいたそうです。

 

このまま助からないかもしれない。

 

ベテランガイドさんからの説明では長年の経験値で救助がくるまで4日ほど待機しなければならないだろうと。

 

なんとか通れる道を徒歩で2時間半かければ登山口に着くという説明で、屋根だけの粗末な山小屋で待つより歩くほうを選んだそうです。

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バケツをひっくり返したような土砂降りのなか、滝のような場所をガイドさんに手を引いてもらいながらなんとか麓まで辿り着き、その日ツアーにきていたおよ300人ほどは全員無事だったそうです。

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宿の人も「こんなに降ったことはなかった」と驚く雨量で、まだ梅雨まえなのに友人が屋久島に到着した日から雨雲が急速に広がってきたようです。

 

新聞記者さんにインタビューされたそうですが、ガイドさんの判断ミスのようなていの質問に疑問を感じたとはなしていました。

 

乾パンを分けてくれたバスの運転手さんや、不安で仕方ない人たちを励ましてくれたガイドさんたちがとにかく素晴らしかったといっていて、報道とリアルな体験の違いを感じました。

認知症でも音楽は忘れない

記憶を失う厄介な病という位置付けの認知症ですが音楽は覚えているものなんですよ。

 

もちろん歌詞は覚えていませんが母はよく「ふるさと」などの動揺を口ずさんでいました。

 

実家はピアノ教室をやっていますからレッスン日はどこかで聞いた曲がいつも流れています。

 

まだ自力歩行ができたころ音が気になったのか教室まで歩いていって中に入ろうとしました。

 

自分も参加したかったんでしょうね。

 

講師さんも、母と面識のない生徒さんも驚いたようで父が慌てて飛んでいって連れ戻したそうです。

 

機転を効かせれば、ちょっとだけここにいてもいい?などの提案もできたかもしれませんが、母が認知症であることを頑なに隠していた父でしたからそんなゆとりはありませんでした。

 

機嫌のいいときは鼻歌も歌っていましたし、施設でも音楽療法をしていて音楽の持つ力は侮れないのです。