ボッティチェリの名作を知ったのは、一条ゆかり先生の「有閑倶楽部」でした。漫画の舞台聖プレジデント学園の修学旅行先はヨーロッパです。
ローマまでならまだしも花の都フィレンツェってどうやって行くんだ?でもあの作品を見てみたい!という気持ちをずっと持ち続けていました。
念願叶ってフィレンツェのウフィツィ美術館に行く機会があり、心ゆくまで名作ヴィーナスの誕生と春を生で鑑賞しました。
もう何時間見ていても飽きない、永遠にここにいたい…と思う迫力でした。私の身体よりもずっと大きな作品で、そもそもどうやって描いたのか不思議です。
もうただただ見とれるばかり。いずれもギリシア神話を題材にした作品で、近くてじっくり見ても、遠くから全体を俯瞰しても吸い込まれるような構図です。
天井画というものがありますが、ずっと上を見てると首が痛くなるので、美術館では当然のように大きな鏡を貸してくれて、そこに映る絵を楽な姿勢で鑑賞できる事も知りました。
なにごとも経験なんですね。