のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

うっかり病気になれない未来

後期高齢者も2割負担へ

大事な法案ほど平日の昼間にひっそりと決まってしまうものです。かねてから取り沙汰されていた後期高齢者の窓口負担が2割になるそうです(収入による)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA012080R00C21A6000000

自分が当てはまるかどうかわかりませんが75歳になるまでにさらに自己負担が増えそうですよね。だって今の制度のままじゃ高齢者を支える現役世代の負担が重すぎますから。そして彼らが高齢者になるころの支え手はもっと少ない。

 

30年以上も前から人口分布図のピラミッド型が崩れてきてまずいどうにかしなきゃのままズルズルきたわけです。窓口負担を増やすとなると関係各所の大人の事情も絡みますし、低所得層は対象外だけれど入院時の給食費負担とか個室料金とか細かいはなしもありますよね。介護保険との兼ね合いなども(母はデイサービスを医療で受けていました)

 

私の祖父母の時代など自己負担0円でしたから病院の待合室は老人の社交場でしたよ。念のためにと使いもしない湿布を山のようにもらってきては放置して忘れるの繰り返し。そろそろ患者側が受診前に自分でやれる養生をする時代ですね。

自粛できない若者の実態

夜中まで遊びたい

10年かよう美容室へ予約を入れるとオーナーの声がなんだかくぐもって聞こえました。いつも平日昼前の空いてる時間帯を指定するのですが朝9時にしてほしいといいます。「どうしました、事件かなにか⁇」と半笑いで訊ねると「そう、事件なんですよ当日説明しますから」とただならぬ雰囲気です。

 

お店へ行くと入り口が破壊され基礎の柱に簡易的な処置がされていました。聞けば居眠り運転の若者が街路樹をなぎ倒して突っ込んできたのだとか。街路樹のおかげで施術する椅子や鏡、シャンプー台など仕事スペースは無事だったのが不幸中の幸いでした。

f:id:nozosan-net:20210605150518j:image
f:id:nozosan-net:20210605150514j:image

まさか飲酒じゃないよね⁇と聞くとお酒は飲んでいなかったそうで夜遊び帰りにいったん自宅で着替えて茨城の現場(鳶職)へ向かう途中だったそうです。こんな人をこれからも会社はおいてくれるのか今後の補償もどこまで保険でカバーできるのか、謝りにきたそうですが自粛できずに楽しんだ代償が大きすぎますよね。オーナーさんが大切に育てていた樹木もいくつかなぎ倒されとても残念がっていました。ちょうど保険屋さんが調査にきていて迅速な手続きをしてくれることを祈っています。

孤独って数値化できるのか

政府が孤独・孤立調査

国をあげて孤独や孤立に対策を講じる時代なんですね。私のように好んで孤独でいる人をほっといてくれないんでしょうか(笑)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210531/k10013061341000.html

 UCLA孤独感尺度という調査手法を使うらしく日本人に適用できるのか謎ではあります。質問例として

・人との付き合いがないと感じることがどれくらいありますか?

・取り残されていると感じることがどれくらいありますか?

・他の人たちから孤立していると感じることはどれくらいありますか?

どれにも当てはまりかつ孤独を感じてない人にもなんらかの対策が取られるんでしょうかね。そういう人にとっては大きなお世話でしょう。

 

記事でちょっと気になったのは日本のムラ社会問題もあり「社会的に望ましい回答をしなければならないのでは」という意識が働き結果にバイアス(偏見)が生じるのではないかとありました。孤独は共助も必要ですが自助努力もちょっといるんですよね。だから私はピアノ教室を運営していて地域の人が立ち寄れる場を提供しているのです。

f:id:nozosan-net:20210604191349j:image

教室には様々な人が出入りし私もお喋りできるためひとりが好きでも孤独ではないのでしょうね。そんな気楽な場が増えれば孤独調査をするほどでもないと思いますが。

中国の少子高齢化に歯止めはかかるのか

三孩政策(3人子政策)

時事問題を扱う中国語レッスンでした。ついこないだまでひとりっ子政策で2人目からはペナルティだったのに今度は3人にしてくださいって政策転換のようですね。10年ごとの人口調査でおよそ14億人のうち60歳以上のシニア層が18.7%で10年前より5.44%増え15〜59歳までの現役層が63.35%で6.79%減り14歳までの若年層が17.95%で若干増えています。

f:id:nozosan-net:20210603172747j:image

人口分布は沿岸部の経済発展著しい都市エリアに集中しています。当然地価も物価も高くその生活を維持するために高収入の仕事につき996といわれる社畜のような働き方をせざるをえない人も多そうですよね。日本も似たようなものです。早く気づいて対策を打てばシニア層を支える担い手不足に対応できるかもしれませんがどうでしょう。

地方出身者が喉から手が出るほどほしい上海戸籍は簡単に手に入らず、しかしこれがないとお子さんに良い教育を受けさせられない、都市の住居費は高い、そもそも男性が余っている、結納金をローンを組んで工面するなどまずは家庭を持つだけでもハードルが高すぎます。現状に即した助成金やなにかしらの補助がないと日本と同じ未来がくるかもしれません。

柳のようにしなやかでありたい

強情頑固は己が損するだけ

母がアルツハイマーと診断されてすぐ主治医からデイサービスをすすめられました。毎日なにするでもなくぼんやり家で過ごしドロドロの靴を布団の中にしまいこんだり、処分するため出しておいた食器を全部食器棚に戻したり余計な雑用が増えるばかりで困っていました。昼間デイサービスへ行けばそのあいだに片付けも進むし父も楽になるのにと思ったら「そこまでは考えていません」というじゃないですか‼︎

 

あのさ、自分の立ち位置理解できてる⁇当時の私はまだ遠慮があり母の奇行に困っているくせに他人を頼れない父を諭せずにいました。介護施設を「姥捨山」などと非難する人に言葉をえらんで説明しても同意しませんしね。

 

高齢になったらどんなに見た目が若くても昔しっかりしていても若い人のはなしは聞いたほうがいいですよ。聞いたうえで判断すればいいし自分の思い込みに気づければラッキーです。知らない人ばかりのデイサービスへ行かせるのは不安かもしれませんが行ってみなきゃどうなるかわからないんですから。