利水灌漑施設
四川省成都の都江堰(とこうえん)を見学しました。現在も農地の灌漑に活用され水不足に苦しんでいた成都平原はこの堰のおかげで「天府の国」と謳われる穀倉地帯になったとのことです。原型となる堰は紀元前256年ごろ李冰(りひょう)によってつくられたとは知らなかった、しかも世界遺産だなんて‼︎
修学旅行や遠足、定年退職者(赤い帽子をかぶってツアー参加している人々)も多くやはりいちどは見ておきたい場所なんでしょう。壮大すぎて写真でとらえるのは無理でした。成都空港が天府国際空港とよばれる所以なのかな。
ここで鼎(かなえ)という言葉を改めて知りました。3本足の青銅器で煮炊きに使われていたものが祭司のさいいけにえの肉を煮るために用いられそこから権力の象徴になったとのこと。そのご伝来した仏教において仏具のひとつである香炉の様式にとりいれられたらしいです。え、ちょっと待って、うちの仏壇の香炉が鼎なんですけど⁇まさかここに繋がるとは‼︎
やはりものごとはすべてが地続きなんですねぇ。己の無知の再確認になりましたよ。