のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

認知症の人に留守番させられないわけ

認知症の家族がいると、家において出掛けられないといった話を聞くと思います。

 

身近にそういう人がいないとなぜ⁇と思われるので簡単に説明しておきますね。

 

まず来客や電話があっても対応できない、または対応しても覚えていられないのです。

 

インターホンや電話がなってとりあえず出てみても要件がわかったようなわからないような要は噛み合わないのです。

 

理解しているふうでも実際はよくわかっていません。

 

そして対応した事実そのものを忘れてしまいます。

 

帰宅後「〇〇さんが来た(電話があった)の?」と訊ねてもきちんとした反応は得られないと思ったほうがいいでしょう。

 

書留や宅配に印鑑を押せるかどうかも人によります。

 

室内をいじくってめちゃくちゃにしていることもあります。

 

家に置けないからと用事のたびに連れて出かけるのも困難です。

 

途中でトイレに行きたいと言いだしもし間に合わず失敗したらと思うとオムツの用意とか、見当識障害で待ち合わせ場所がわからなくなるなど考えるだけで面倒になります。

 

留守番もさせられず連れても出られない。

 

私はいっときそれを地獄のように感じていました。

 

なにもできない。

 

もうただそれだけ。

 

出かけた先で本屋さんに寄ってみたい、カフェでお茶を飲みたい、そんなささやさな願いも叶わない。

 

それまで当たり前と思っていた自由がなくなるストレス。

 

実体験のない人には理解されませんしね。

 

こういった些細な苛立ちの蓄積が虐待やネグネクトに繋がっていくのだと思います。

 

お堀のサギは〇コムだよ 昔の警備

福井市の観光ガイドさんに福井城址を案内してもらったときのことです。

 

お堀にはサギがいて夜中に敵が忍んできたらギャーギャー鳴くから今の〇コムと同じセキュリティなんだよと教えてくれました。

 

敵がお堀からお城へ昇ってこないようすっぽんが噛み付くように放していたとか最新の警備だったようです。

 

福井城址は今は県庁や県警本部など県の中枢機能になっています。

 

足羽山で取れる石を加工して積み上げた石垣は青っぽくちょっと柔らかいそうです。

 

地元では墓石にも使われていて、昔お盆に起きた地震で殆ど倒壊してしまったそうです。

 

しかし死傷者が1人も出なかったのは夜中だったから。不幸中の幸いですね。

 

ちなみに福井の旧称は北ノ庄でしたが北は敗北につながることから福井と改められたそうです。

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県名の由来ともなった福の井と呼ばれる井戸は天守台に現存しています。

 

私が愛用している眼鏡は鯖江のもので通院先の担当ドクターは福井のご出身です。

 

私の先祖は北前船で商売をしていたと父が話していました(きちんと聞いておけばよかった)

 

知らずに福井とのご縁があったようです。

 

お家存続のため個人の幸せを犠牲にするなんて

先日、母の妹が亡くなり色々思い出すことがありました。

 

叔母は男の子3人に恵まれ実家の跡取りに1人を養子に出しました。

 

実家を継いだ弟夫妻に子供がいなかったのでちょうどいいだろうという安易な考えです。

 

昔は女の子しかいなければ婿養子をとって家と苗字を存続させるなども普通でした。

 

徳川家や伊達家のような旧家でなくともそのような風潮が普通にあります。

 

さて養子に出された子は大規模専業農家の跡取りとして様々なことを仕込まれます。

 

しかし母の弟夫婦と仕事のやり方で上手くいかず養子縁組を解消し元の苗字に戻りました。

 

もともと母の実家は跡取りがいなくて身体の弱かった母が養女にもらわれてきたのです。

 

しかし嫁いでしまったため母の弟が後継者になりました。

 

ところが弟夫婦に子供がいなかったので母の妹から養子をもらいました。

 

でもその子と折り合いが悪く出て行ってしまいました。

 

結局存続させようというのに無理があるのでは?

 

叔母の3人の男の子たちはそれぞれが外で所帯をもち誰も家を継いでいません。

 

今後どうするつもりなのか聞いてみると「貸そうと思ってる」といっていましたが地方の田舎の不便な場所で借り手が見つかるんでしょうか。

 

叔母は今ごろあちらの世界で母と再会しどんな会話をしているのかな。

 

自分たちが時代の価値観に翻弄されたこと、子供たちにもそれを強要してしまったこと。

 

話は尽きないことでしょう。

 

私もいずれお話の続きを聞かせてもらおうと思います。

 

 

病院レストランのメニューが脂っこい謎

総合病院で2、3ヶ月おきに血液検査をしています。

 

完全予約制で受診時刻の1時間前までに採血を済ませて待ち合いで待つのですが、そこからだいたい2時間ほど待ちます。

 

予約制とは名ばかりでどこもそんなものかと思います。

 

10時半予約でも12時ぐらいに呼ばれますからお腹も空いてきます。

 

担当ドクターのほうがよほど空腹ですよね。尊敬します。

 

院内にカフェレストランが2つありますが、どちらのメニューも食事制限のない人向けのものしかありません。

 

クリームたっぷりパスタ、デミグラスソースハンバーグ、なんちゃらラッテ、天丼、カツ丼・・・

 

なぜなんでしょう?

 

油もの揚げものクリームたっぷりのものばかり。

 

患者さんより職員や見舞客や家族、病院への営業さんを想定してるのでしょうか。

 

私も具合が悪くて通院しているのに立ち寄ってしまったことがあります。

 

処方されたばかりの薬がお守りですからね。多少食べても大丈夫と思ってしまいます。たいがい後悔しますが(笑)

 

ついでにアフターコーヒーを注文するのですが値段の割に美味しいと感じません。

 

近くのコーヒー販売店で飲んだときその話題を振ると「他の患者さんもいってるわよ〜」ですって。

 

私の味覚も間違ってないようでした。

 

いろいろ大人の事情で出店するのだと思いますが、あの値段と味ならコンビニ弁当のほうがよほど健康的です。

 

そもそも食事制限のある患者さんは利用しないのでしょうね。

 

詰め込み型のスケジュールが苦手

せっかく来たんだから‼︎とあまり体調や天候が良くなくても出先でガチガチのスケジュールを組むこと、および人が苦手です。

 

もっとのんびりしたほうがリラックスできるのに。

 

損をしたくない、どうせなら上限いっぱいまでなにかを得ないと気が済まない。

 

昔の私もそうでしたよ、あれも見たいここも行きたい効率よく回らなきゃって。

 

しかしたくさん見てもどれ一つきちんと覚えてないものです。通り過ぎただけって感じ。

 

常になにかを手に入れようとガツガツするのを批判するつもりはありませんが、中年過ぎたらそれもどうかと思います。

 

時間的に余裕がないからスケジュールが押す、次の場所が適当になる、でも「見た」ってことにしたいから流せない。

 

なにしに来たんでしょう?

 

その場で「過ごす」にフォーカスすれば穏やかにのんびりできそうですよね。

 

今はいい感じに体力が低下してきて自分の見積もりもそう外さなくなり、あえて余白をもうけるぐらいにしています。

 

途中でアクシデントがあったり気が乗らなくても、どうにかやりくりできるほうが後味もいいですし。

 

そんな事情もあり単独行動が好きなんですね。

 

人と一緒を避けてるわけじゃなく合わせたり合わせてもらうのが面倒なので。