在宅でつきっきりでお世話することを介護だと勘違いまたは思い違いしている人が多々います。
特に年配のケアラー(介護者)に。
介護者だってふつうの人ですから自分の用事や仕事、通院、趣味や気晴らしがあります。
それらをすべて控えて介護だけに専念するなど心身ともに壊れてしまいます。
昔はね、長男のお嫁さんがその役割を果たして疲弊していました。
私の母もそうでした。
ソリの合わない舅姑の介護なんておかしくなりますよ。
ご褒美が用意されてるわけでもなく(笑)近所や親戚に「よく頑張ってるよね」と褒められるぐらい。
夫側の姉妹に注文つけられたり気分を害することが山ほどあって吐け口がありません。
介護にはプロがいます。
核家族の家庭でみるのは限界があります。(国としては家庭や地域でと推奨してますが)
共倒れのかなり手前ぐらいで入所の申し込みをしましょう。
ウェイティングだけで300人とかですし要介護3以上でないと難しいなど条件もありますから。
入所後もケアプランの署名や口腔ケアの相談・歯科医師との打ち合わせ、タオルや肌着の差し入れや季節ごとの衣替えなど家族の仕事はたくさんあります。
緊急時の対応も迫られますし入所させてもやることは多岐に渡ります。
入所を介護放棄だとか思わず介護者も生きるために必要なことと割り切りましょう。