華岡青洲の妻
高校時代に読んだ小説華岡青洲の妻で知ったのですが、チョウセンアサガオ
が原料の麻酔薬で世界初の全身麻酔手術に成功したのが日本人医師だったのですね。
https://www.wakayama-med.ac.jp/med/bun-in/seishu/anesthesia.html
実母と奥さんを実験台にしての偉業でしたが、本の中ではどちらがより青洲に愛されているかを競う嫁姑問題が隠れています。青洲先生は母の手術のとき敢えて手加減しプライドを傷つけないよう配慮します。
母は息子からの処遇に満足し自分の方が愛されているという確証を抱きます。しかし本当はそうじゃなかったという種明かしがあるんですね。世の男性は参考になるんじゃないでしょうか(笑)
はじめて花をみつけた
近所を散歩していたら偶然このチョウセンアサガオが咲いていました。とても甘い香りがしてこれが麻酔薬の原料だなんて驚きました。遠いむかし小説の舞台でもある紀州に暮らしていましたが現地でも見たことがなかっただけに嬉しかったですね。