のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

昔憧れていた仲良し母娘

若い頃、なんでも母親に相談できる友人が羨ましかったものです。相談に乗ってもらいアドバイスや励ましの言葉を受け取りいいな〜と。私はというと、いい大人になっても批判的な言葉ばかり浴びせる母に辟易し距離を置いていました。

 

この人になにか喋っても無駄だもん。

 

最初から諦めていました。時々もしかしたら分かり合えるのではないか⁈などと期待してうっかり話しかけようものなら予想通りの塩対応で萎えてしまいます。それを私自身が創り出した世界と言われてしまえばそれまでですが。

 

このまま並行線で終わる関係なのかもしれないな。それでも仕方ないや。友達を紹介すれば付き合うのをやめろとか外出先を言えばなぜそこへ行くのかとか、孤独を極めると人は益々嫌がられる言動をするのでしょうかね。

 

母の日が近づいてきて明け方に夢ともうつつともつかない情景が見えて思い出しました。

連絡先すら統合できない高齢者

介護が始まると包括支援センターの職員さん、保健師さん、ケアマネさん、介護スタッフさん、送迎さん、福祉用具のレンタル屋さん、主治医などなど数え切れないほど新しい方々とのお付き合いが始まります。

 

ご挨拶するたびに名刺を戴くのですが父は一緒に戴く書類になぜかホチキスで留めてしまいそのままどこかにやってしまうので必要な時に連絡先がわかりません。

頭が悪いんじゃないか

幼少時から薄々感づいてはいましたが老化で更に酷くなったのでしょうか。元々能力がないことは責めませんよ。この世に完璧な人はいませんから。けれどよりによってこれからお世話になる人々の連絡先を一元管理できないって・・・新しく電話帳を作って手書きで書き込み、名刺フォルダーを買ってきて順不同でいいから取り敢えずそこに収めるよう言い渡しました。

 

電話台には10年分のタウンページ、ハローページが埃だらけで積み上げられていたので全部処分。自分の持ち物管理すらできない・・・ゴミを溜め込んでいる意識すらない。捨てると拾ってくる。介護ってね、身体介助や下の世話のことをいうんじゃないってわかってもらえます⁇(笑)

欲望をコントロールするとなりたい自分になれるらしい

どんな自分でいたいか

ある著名人が毎朝ご自身の体重を投稿されていてランニング中の景色などもインスタにあげています。健康意識が高いんだな〜としか思っていませんでしたが、どうやら世界中に体重を晒すことでうっかり太るのを抑制しているのだそうです。

 

はじめは尊敬する方に返信はいりませんからと毎朝体重報告のメールを送り「この人に見られているんだ‼︎」という意識でみるみる痩せられたそうです。しかしコロナ太りをきっかけにそれだけじゃいかん、とSNSを使って世界中に体重を晒すことにしたそうです。結果は大成功で着実に痩せていっています。私も時々イイネします。

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その方曰く「欲望をコントロールするとなりたい自分になれる」そうで正しいダイエット方法かどうかはわかりませんが1人で記録をつけるより思い切って晒してしまうほうが結果につながりやすいようですね。コロナ以前お会いしたときもスラリとした長身で別に太っていませんでしたがなりたい姿が明確なのでしょうね。

(また立教大学で講義を聴きたいなぁ、宇野常寛さん)https://twitter.com/wakusei2nd?s=21

高齢親の判断力はあやしい

彼らなりの考え方や思いも理解できますよ。でもね、もう役割の済んだものに懐かしいとかいって執着しても片付かないでしょ。今に目を向けよう、安全に暮らすために処分しようと提案しても「いつか使うから」の一点張り。変化することを嫌がる。

 

つまずく場所に家具があってもそのほうが安心。慣れてるから。一度読んだ本をまた読むなんてないのにとっておく。見るかもしれないから。

 

介護保険を上手く利用すれば負担が減るのにこんなこと頼めないと思い込んでる。困りごとは声をあげなきゃ誰も拾ってくれません。おかしなプライドや若い頃はできたという勘違いが齟齬をうみます。時間が経てば老いるのは当然でそれを受け入れられないことが問題です。早く人に頼ることをおぼえてつまらない執着を手放しましょう。

 

それができればこちらも苦労しないのですがね。うまくいかないからストレスで胃が痛むのです。私だって楽になりたいし解放されたい。

 

思い通りにしようとしてるわけじゃなくお互い気分良くいたいだけなのに毎回かたくなな姿勢に嫌気がさす介護生活でした。「娘さんがいつも帰ってきていいですね〜」なんていわれても嬉しくなかった(笑)

2拠点暮らしは段取り8割

準備だけで大変

毎月400km離れた実家と往復する生活も10年になりますが緊急事態宣言などでそれもままならなくなりました。完全予約制の鍼灸院や漢方クリニック、眼科や歯科の定期通院や美容室、ネイルサロンをいかに割り振るか案外手間なのです。自宅での4週間はあっというまで疲れもとりたい、ぼんやりする時間もほしい、中国語レッスンも受けたいしやることが盛りだくさんです。

 

並行しながら私が不在でも大家さんであるピアノ教室の運営をリモートで指示を出し、季節のしつらいや庭木手入れの予約を入れたり多方面への気配りが必要です。アクシデントがあれば急な連絡が入りますし電話嫌いの私はなるべく余計なストレスを避けたくて先回りで雑務をこなしています。

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昨日は定期通院帰りに大好きなマイメロに遭遇

今回の非常事態宣言で1ヶ月先まで予約が取れなかった鍼灸治療が受けられることになりリスケも案外悪くないなと良い面にフォーカスしています。