のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

ご縁をつなぐピアノコンサート

幼少の母が暮らした街

実は先月申し込んだチケットは現地で引き換えする方式でうっかり失効してしまい今回は見送ることにしました。しかしピアニストさんご本人に問い合わせたところなんと1枚譲っていただけて権利復活しました(やっぱりついてる)

 

近ごろの公民館は図書館やコンサートホールなどのこじゃれた複合施設になり母が養女にもらわれていった街でも今月新装オープンしました。そのオープニングコンサートですからね、ぜひ行ってみたかったんですよ。ナビでは当然わからず住所を頼りに下見に行ってようやく場所を突き止めました。到着すればなんのことはない、ああ、ここかのレベルですが。

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少し早めについて名産の梨カレーを注文すると完売。これは次回に期待しましょう。肝心の演奏はショパンやリストの定番曲でこのホールのためご本人が掛川の工場で選定した華やかな音色を奏でるグランドピアノでした。ヤマハコンサートCF6は県内にもここにしかないそうでクラウドファンディングを実施したとのことです。今後はさまざまな演奏会が開かれそうですね。

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終演後ご本人にチケットのお礼を述べて、会場で偶然うちのピアノ教室の管理会社社長と遭遇しピアノ選定のお世話をしたことを知りました。あ、やっぱりいろいろ繋がってるんだなぁ。私はやはり人に恵まれている。

3歳当時の自分と出会う旅

生きることに必死だった両親

叔父の葬儀で幼少期暮らしていた街へ立ち寄りました。半世紀も経っていますから田んぼだった場所はほぼ埋め立てられ立派な道路やショッピングモール、平成の大合併でできた市役所など町の中心が移り私のぼんやりした記憶と重なる部分は少なくなっています。

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御神木の黄葉がとても綺麗だったこと、裏手を流れる川が大雨ですぐ増水して怖かったことや、向こう岸の火事をみんなで不安げに見ていたことなど3歳当時の記憶でもわりと鮮明なんですね。おそらく5歳になる前に父方の実家へ引っ越し月遅れで幼稚園の年中に編入したのだと思います。

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川にかかる橋には夏祭りの提灯が飾られ郷愁感マックスでした。ここを自転車で通る父の写真がどこかにあったはずです。若かった両親は日々生きることに必死で今でいうベビーシッターさんに私を預けて共働きしより良い暮らしを目指していたのでしょう。高度経済成長で豊かな未来を描きやすかった時代ですね。

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近くの母の実家にもよく行き叔父夫婦や祖父母にも可愛がってもらいました。親戚付き合いが当たり前にあり冠婚葬祭で集まる機会も多かったんですね。今は個の時代といわれますがこの面倒なおつきあいに救われる面も多く、いつでも素のまま立ち寄れていくつになっても「のんちゃん」と呼んでもらえる場があり恵まれていることを再認識しました。

老々介護の末路とは

母方のきょうだい全員アルツハイマー

今年の2月に叔父(母の弟)の奥さんが、叔父が夜中に立ち上がって怒りだしたり在宅でお世話するのに疲れてきたとはなしていました。地方の田舎の大きな家に2人きりで暮らし介護の相談のできる相手もいないようです。叔父と母は性格が似ていて他人を寄せ付けないためどうしても孤立していってしまうのでした。

 

介護サービス利用しなよ、となんどいっても自分が面倒みなければならないのだと叔母も思い込み公的サービスを使おうとしません。しかし私が強く勧めたことでようやく包括支援センターへ連絡するとすぐケアマネさんが介護プランを作成しデイサービスへ通い始めました。コロナで集団生活させることのリスクも懸念されましたがうまく馴染んでくれてほっとしました。が、その矢先体調を崩して入院→誤嚥性肺炎というよく聞くパターンで亡くなりました。

 

叔父の奥さんは介護をやり切った感はあるでしょうけれど後継ぎのない本家を今後どうするのか田畑や広い庭の管理が思いやられます。そもそもこの家を途絶えさせないため幼少の母が養女になりました。しかし父のところへ嫁ぎ叔父が家督を相続しました。が後継ぎがいません。そこで私の従兄弟と養子縁組しましたが折り合いが悪く養子を解消しました。

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↑↑↑ドローンで敷地を撮影

もともと無理のあることなんじゃないかな。もうそういう時代じゃないのに家のために誰かが犠牲になるなんておかしいでしょと思いつつ私も父方の家督ですから今後の動向を考えなければなりません。

よく動く人にチャンスはやってくる

タイミングのよさは生まれつきか

もういい尽くされた感がありますが動いているからこそチャンスが拾えて感度も良くなるらしいですが、最近はチャンスのほうが私に合わせてくれてるようになりました。帰省していたタイミングで叔父(母の弟)が亡くなり父方の叔母が7号サイズの礼服やバッグを貸してくれてちょうど黒の靴を履いてきていたりすぐホテルが取れたりこんなに恵まれてていいのかな⁇が続いています。

 

そもそも来月母方のお墓参りに行こうと予定していましたが思いもよらないタイミングで叔父の訃報が届き葬儀に参列することができました。コロナ禍ですしね、わざわざ首都圏から来ましたのていだと親戚がひくんじゃないかと従姉妹に相談すると「皆んなワクチン打ってるからいいんじゃない⁇」というので対策しながらの行動です(正直、地方はマスク手洗い換気など気をつけてはいますがさほど神経質じゃありません。すでに高齢者は先月末で2回接種済み)

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母方の分家の人々が父のことまで覚えていてくれたり、いとこ達となんじゅう年ぶりにお喋りもできて幸せな時間を過ごせました。なにより幼少期暮らしていた街並みを歩けて郷愁感マックスでしたね。叔父がこういう時間をプレゼントしてくれたのかなぁ。

いっきにものごとが進むタイミング 流れに棹さす

起きる出来事はタイミングを外さない

思うところあって実家を少しいじることにしました。騒音や工事車両の出入りを伴うためご近所へ挨拶にいくと待っていたかのように実はうちも・・・とトップシークレットなお話を打ち明けられました。

水面下で進む

ご近所さんは祖父母の代から仲良くさせていただいており、現在の事業オーナーさまには私の不動産を借りていただきお子様ご夫婦ともLINEでやりとりさせてもらっています。

 

先々のことを前倒しに考え事業継承する決断をしたそうで、水面下で後継者を決定し早くても2年以内には引き継ぐのだとか。スタッフさんはそのままなのでどのタイミングで公表するか迷っておられるのだと。そこへ私から挨拶があり今後の契約書などの相談もしたかったそうです。

 

長く生きてきたせいもあり起きる出来事はタイミングを外さないのだなと改めて思いました。流れに棹さすとはまさにこういうこと。