のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

どうやって新規入会さんはやってくるか

祖父がはじめた小さなピアノ教室の大家さんをしています。

 

f:id:nozosan-net:20190211201850j:imageとくに積極的な宣伝はせずにここまできました。

 

ではどんなふうに生徒さんが入会してくるのか。

 

ママ友さんの紹介やごきょうだいの誰かが習っていたなどがきっかけになることが多いです。

 

良いはなしは人が運んでくるものです。

 

母の遠距離介護をしながら魔窟のような実家の片付けをしつつ教室のテコ入れをしていた頃は、近くの保育園にチラシを置いてもらったり積極的に動いていました。

 

しかしすぐに成果は現れず私の意図もなかなか理解されず離れた場所で苛立つことも多かったのです。

 

母の介護等級があがり父も体調を崩し相次いで他界し、教室は存続するだけでいっぱいになりました。

 

生徒さんにこれまでと同じようにピアノを楽しんでもらうため、私が不在でも回せるよう管理会社さんや講師さんに協力してもらっています。

 

保護者さんたちはうっすら私の事情を理解してくれていて、グループLINEで繋がり帰省したときはご挨拶するようにしています。

 

管理会社さんや講師さんたちも年間カリキュラムをこなせるよう日程を組んで運営してくれています。

 

つい先週も新規さんが入会しました。

 

規模を拡大する予定はありませんが、うちでレッスンしているときは最大限楽しんでもらいたいと思っています。

 

そのために念入りな掃除や環境整備をし、皆さんと密なコミュニケーションをとるようしています。

 

東日本大地震の被災地でもあったので避難所はどこなのか、地震発生時の対応なども案内しています。

 

どれもこれも普通のことばかりで特別なことはありません。

 

しかし毎年の発表会は仙台まで聴きに行き、生徒さんの晴れ舞台を保護者さんたちと一緒に楽しみその時の写真をブラックボードに飾りつけます。

 

1年間その写真を見ながらレッスンするのは案外モチベーション維持に繋がっているのかもしれません。

自由時間はなにしたい?私は手ぶらで楽しみたい

帰省のペースは介護中と変わりません。田舎の広い庭の管理や雑務が山のようにありますから。

 

ただなかなか進まない事務作業や平日しかできない金融機関周り、繋がらない問い合わせなどで土日祝は買い物や掃除ぐらいしかできません。

 

しかしそれも本気でやり始めるとキリがないので休息時間を取るようにしました。

 

気晴らしでたまに訪れる日本三景松島は地元民にすれば幼稚園の遠足レベルのお出掛けですが、時間の制約のあるなかで介護していた私にとってはなかなか行けない場所でした。

 

鍼灸ドクターに身体をよく温めるようアドバイスされているので今回は松島の岩盤浴に行きました。

 

昔はこういう施設はありませんでしたが、今は気楽に行ける場所に増えていて助かります。

 

朝の早い時間帯でまだ鉱石が温まっていなかったため、いつもなら20分程度で出てしまうのに2時間以上ゴロゴロできました。

 

背中(陽)もお腹(陰)どちらも温まりました。

 

アメニティがちょっと残念でしたが。

 

女性はいかに手ぶらで行けるかが重要でクレンジングや化粧水、コットン、綿棒、ドライヤーやブラシの充実度も大事なポイントです。

 

お食事処は私の食べられそうなものがなく近くのカフェへ行きました。

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前回は曇り空で海がどんよりしていましたが、今回は晴れ渡る絶景‼︎芭蕉も息を飲んだ景色が見られました。

 

私が入店してからウェイティングのお客さんが大勢で、ベストな時間帯に来れたようです。

 

桜の開花時期はだいたい4月18日頃と聞いたのでタイミングが合えばまた行きたいと思っています。

雑談は気晴らしにも時として新しい知識にも

帰省すると地元のお店に食事に行きます。

 

すると行った先々で介護の話題になります。

 

私が長年介護に通っていたことを知っている人は安心して親の行動にイライラさせられることを打ち明けてきます。

 

喋ってしまえば案外楽になれますし、私もついこないだまで同じ立場でしたから理解できます。

 

在宅は施設入所より手間暇お金がかかるけれど、親が入所を拒むから仕方なくギリギリのところでやっているとか。

 

通販で勝手に高額商品を買いそのこと自体を忘れて支払いも滞ってるとか、使わないモノで部屋が溢れてゴミ屋敷だとか。

 

いずれも同じ経験があり深く共感できます。

 

片付かない自宅を住み慣れた我が家という親の気持ちもわかりますが、転倒骨折されたりそれで寝たきりになればこちらの負担も増えるのです。

 

かといって処分しようと提案しても賞味期限切れの食材にまで執着してぜったい捨てさせないなど泣きそうになります。

 

雑談から「冬期族」という、独居老人が冬場だけ施設入所する仕組みを初めて知りました。

 

雪国は一人暮らしだと雪掻き灯油の補充、買い物ができなくなるので、その間だけ施設入所し空室がなくなるそうです。

 

介護歴10年の私も知りませんでした。

 

制度や仕組みをすべて把握することはできませんが、ケアラー(介護者)同士話して初めて知ることもたくさんあります。

 

いまの自分に関係なくてもどこかでなにかに繋がるかもしれません。

 

こんな仕組みもあるんだって‼︎とどこかで話せばそこで聞いた人の助けになるかもしれない。だから雑談は侮れないのです。

 

 

気掛かりを減らして気の詰まりを解放

父が20年通っていた眼科にご挨拶に伺いました。私もいっときお世話になっていて緑内障のハイリスクグループですよといわれていました。

 

父は60歳の人間ドックまで酷い頭痛の原因が緑内障と気付かず手術になり、その後もずっと通院していたのです。

 

私も強度の近視乱視に遺伝もあるので検診を欠かしません。

 

受付のスタッフさんに父の診察カードを渡すと再来の機械に通してしまいました。

 

いや、そうじゃなくて実はこうでと経緯を説明すると「しばらくいらしてないから心配してました。突然だったんですか?」

 

そこからコレコレと話し心ばかりの品をお渡ししてきました。

 

長い間の気掛かりが一つ片付いたことでとても気が楽になりました。

 

その後、同級生の和菓子屋さんに行くと「あら、のぞみちゃん⁉︎」と昔と変わらずお母さんが対応してくれました。

 

小学生時代、夏はこのお店でかき氷を食べるのを楽しみにしていて毎日100円玉を握りしめて通ったものです。

 

聞けばお母さんは先月3日に肺炎とインフルと不整脈を併発して意識不明で救急搬送され最近退院したばかりだとか。

 

なんてタイミング。

 

「助かった命だから長生きしないと‼︎」とはなしていました。

 

祖父母も好きだったお菓子を買って仏壇にお供えしたら落ちていた気持ちがスッキリしたのがわかりました。

 

気の詰まり(気滞)ってこういうことだったんだな。

 

コーヒー断ちの成果とは

カフェインの効能は数多く謳われていますが、漢方の五行・五味では苦味が身体を冷やすといわれています。

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しかし3歳からコーヒーを飲んでいた私は毎食後の〆に欠かせないものでした。

 

夏でも足が冷たいなど無自覚な身体の冷えを指摘され、やれることから工夫しようとゆるくコーヒー断ちをしています。

 

これまでの習慣でつい手が伸びてしまうため、シナモンスティック(身体を温める)を入れて1日一杯にするところからスタートしました。

 

この貴重な一杯が本当に美味しくとても大事に飲むようになりました。

 

そこから飲まなくても平気になるまでさほど時間はかかりませんでした。

 

代わりに身体を温める紅茶をよく飲むようになりそれで満足できるようになりました。

 

スゥィーツもコーヒーとの相乗効果で美味しく食べられるものであまり食べたいと思わなくなりました。あんなに好きだったのに‼︎

 

糖は身体に湿を溜めやすく花粉症などの原因ともいわれています(湿邪、水滞という体質)

 

数年前からグルテンフリー生活をしていたこともあり、お辞儀をするだけで涙と鼻水がボトボト落ちる症状がなくなりました。

 

コーヒー断ちの成果はやたらスゥィーツを欲しがらなくなり相乗効果で花粉症まで良くなりました。