のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

気晴らしとストレスの分岐点

7年ほど書道教室に通っているのですが遠距離介護との兼ね合いでちょっと負担になるときがありました。

 

振り替え制度がなくお休みすると受講費が無駄になってしまうのです。

 

まぁ仕方ないんですがね。

 

家でも提出課題の練習をしないといつまでも上手くならず昇級もしません。

 

しかし書道は心のゆとりがないとお道具を広げる気力が湧かないものなのです。

 

ろくに練習もせず当日教室でやっつけ仕事のように書いてまた新たな課題をいただき次回提出する。

 

この繰り返しであとから入会した人にどんどん先を越されています。

 

競争ではなく心を鎮めるため習っているので構わないのですが、離れた実家の面倒な相続事務や追い討ちをかけるように法要の準備もあり少しお休みすることにしました。

 

曜日と時間の固定された習い事は柔軟に対応できずやめてしまう原因にもなります。

 

ほかの習い事(ヨガ、ピラティス、中国語)は自分の都合で通えるため、しばらく足が遠のいてもなんとか継続できています。

 

師範に私を取り巻く状況を説明し受け付け事務で手続きすると対応してくれた女性が「竹中さんいつも明るいからそんな事情があるように見えませんでした」

 

いやいや、そんなにしょっちゅうお喋りしてなかったのに私を見てたのね(汗)

 

私としては幼少から逃げ続けてきた書道ときちんと向き合い、いつもザワザワする心を鎮めるための貴重な時間ではあったのですが固定の曜日と時間に縛られて帰省との折り合いがつきにくくなっていました。

 

今回思い切って休む決断をしたことで、なかなか時間を合わせられない税理士さんや司法書士さん、ジャングルのような庭仕事とも折り合いをつけられそうです(と期待し数ヶ月で復活する予定です)

 

 

曹操の噂をすると本当に来るらしい

あの人ってこうだよね〜、最近こうらしいよ〜

 

などとはなしていると突然その人が現れたり電話がかかってきたりすることありますよね。

 

われわれ日本人はその状況を「噂をすれば影」といいます。

 

同じことを中国語ではなんていうの?

 

曹操 曹操就到

shuo caocao caocao jiu dao

 

曹操(三國志の武将ですね)のことを話してると本当に曹操がやってくる。

 

これは今でも日常会話で使うらしく語学書などには取り上げられていないようです。

 

批判的なことばかりじゃなく、いい噂をしているときも使うそうです。

 

何千年の時を経ても言い回しに使われる曹操の存在って本当にすごいですね。

 

きっと草葉の陰で苦笑いしているかもしれません。

 

持続可能な未来のためエマワトソンみたいに私にできることは? SDGS

SDGSってなんの略?

http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/31737/

友人が聞きなれない言葉を使っていて、どうやら国連の目標の一つの事業に参加しているというのです。

 

なんだか壮大なスケールで「???」となりましたが、聞けば地元宮城県の食材を通して持続可能な社会の実現を目指しているらしい、までわかりました。

 

具体的には東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻で採れるワカメを使ったメニューを提供する食堂で、生産者さんも消費者さんもウィンウィンの関係性を築きつつ復興を目指すという解釈です。

 

SDGSの12のつくる責任つかう責任 14の海の豊かさを守ろうに該当するのかな?

http://www.miyagi-npo.gr.jp/plaza/floor/restaurant.htm

友人はこの食堂オープンの経緯に賛同し、本業のかたわら週に何度かフロアのお手伝いに入っています。

 

数年前から「エシカル消費」という言葉が使われていて、お店の名前もそのものですから私も興味を持っていました。

 

 

info.dual-life.site

 

今の私にできるのは3の「すべての人に健康と福祉を」 になるのかもしれません。

 

具体的にはどんなアクションがあるかわかりませんが、母の介護を通して学んだことをお伝えしたり実践したりやり方を模索している途中です。

 

いつも先回りするのが介護

食事も排泄も介助が必要な母でしたから、デイサービスに行っているまたは寝ているあいだに調理や掃除洗濯などの家事、買い物を済ませていました。

 

母が家にいると見守りが必要でなにもできないからです。

 

朝9時に送り出して16時過ぎに帰宅するまで意外と時間がありません。

 

朝食の後片付けをして父の昼食をどうするか考えつつ厚手の洗濯物を干して、役所や施設での手続きや買い物に出掛けて帰宅するともう正午。

 

父とテレビを見ながら昼食をとってお昼寝後、片付けや夕飯の準備、洗濯物の取り込みをしていると送迎車で母が帰宅。

 

ケアスロープを出して車椅子で玄関に入れる準備をします。

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常に先回りし次の行動のため今できることをやっておく。

 

それが介護生活のリアルです。

 

忘れた頃に願いが叶う法則

15年ほど前に近くの図書館で田中角栄元首相のご子息の自叙伝を見つけて読みました。

 

え、息子さんがいたんだ?

 

ご令嬢真紀子さんしか存じ上げていませんでしたから驚きました。

 

お母様は神楽坂の芸者さんで幼少期はご両親の苗字が違うことが不思議でならなかったと(角栄氏が京さんを認知していた)

 

とにかく一流のものに触れる生活をしていて、通っていた◯應でも「あいつの家はすごいらしいぞ」と一目置かれる存在だったそうです。

 

同級生には政治家さんの婚外子さんも多く、実は自分もそうなんだと打ち明けられることも多かったとか。

 

田中角栄氏といえば私が幼少の頃ロッキード事件で騒がれていて、子供ながらに悪いことをした人のように思っていました。良いことも同じぐらいにしていたんですがね。

 

そんな角栄氏のご子息ってどんな人なんだろう?

 

まぁ会うことはないだろうけど。

 

そう思って忘れていたのに2年ほど前に偶然お会いできる機会がありました。

 

info.dual-life.site

 

 

話しかけると普通にお喋りしてくれて、気さくな紳士という感じでした。

 

日中を橋渡しするお仕事をしつつ財団を作る予定を語り著書にサインもしてくれました。

 

先日、財団設立のお披露目会のお誘いをいただき友人らと参加してきました。

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やはり気さくな雰囲気でひとことでいうと洒脱。

 

「先生と呼ばないで。田中さんでいいから」と。

 

参加者も日中両国のさまざまな顔ぶれで普段ならお会いできないような方ともお話できて、私の凝り固まった頭がほぐれたようです。

 

最初に著書を読んでから10年以上の歳月が流れ、案外忘れた頃に願いは叶うものなんだなと思う出来事でした。