のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

母方のきょうだい皆んな同じ病

母のきょうだいは全員アルツハイマー認知症です。

 

末弟と妹はすでに他界し、他のきょうだいたちも全員会話が成立しないので配偶者またはその子供たちとお話をするようになります。

 

もうお互いを認識できないきょうだいの誰かが亡くなったとき、身内の誰かと連絡をとりお悔やみやお花をどうするか相談します。

 

ほとんどの場合、母の弟のお嫁さんに取りまとめてお願いするのですが、母の弟もアルツハイマーでそのお世話をしているお嫁さんも介護腰痛で辛いとこぼしています。

 

実家から車で1時間ほどの弟宅(母の実家)を訪問するゆとりがなく、来られても介護家族は来客対応ができないことを知っているだけに歯痒いのでした。

 

いつかそのうちといっているうちに両親が相次いで他界し、連続して葬儀を出しその後の相続や自宅の管理で疲労困憊の私にはどうにもできません。

 

いい訳とかじゃなくこれが現実なのです。

 

 

 

タイミングの良さは恵まれた環境のおかげ

介護卒業後もこれまでと同じペースで帰省しています。

 

ピアノ教室の大家さんをしていますし教室や駐車場に加え田舎の広い庭の管理は思いのほか重労働です。

 

今月も母の相続手続きで司法書士事務所へ行き、税理士さんが1日に2度も訪問してくれたり、合間にピアノのご新規様との挨拶や生い茂った樹木の剪定、室内の掃除、水道屋さんに蛇口を見てもらったり休む暇もありません。

 

そんな折り、中学時代の恩師が退職後ハローワークでの職業訓練でパソコンのテストに合格したとの報告がありお祝いしようと同級生からLINEが入りました。

 

地元に住むみんなとは経営するお店に買い物に行ったり、私のピアノ教室で講師をしてもらったり、火災保険の手続きをしてもらったり、互いの祖父母の代から知り合いだったりで助けてもらっています。

 

改めて恵まれすぎていると思います。

 

恩師は飲み会のために近くのビジホに泊まる段取りで新車でやってきました。

 

会場は元やんちゃの同級生が営むお店で、私は頂き物の日本酒を持参しました(今、体調が良くないので飲めません)

 

出掛ける直前に叔母が天丼を差し入れしてくれて、帰宅後の夕飯の心配もいらないという至れり尽くせりの状態。

 

近況報告などしつつ、恩師が7月から非常勤で新しい学校へ赴任するというのでまた飲み会がセッティングされるかと思います。

 

なかなかすっきりしない機能性ディスペプシア(胃腸障害)ですが、持参したお酒はほぼ2人の友人で一升空けてくれて、少しだけ地元の牛タンを食べたり楽しい時間を過ごせました。

 

これからは帰宅できない友達を泊めてあげることもできますね。

剪定は散髪のようにマメにするに限る

昔スタイルのお庭を維持管理するのは容易ではありません。

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草花は好きですが手入れを好きこのんでやっているわけではないですから、時間・費用・労力で自由時間はなくなります。

 

介護を卒業しても今度は庭と家屋の手入れでヘトヘトです。

 

地元の友人やシルバーセンターさんにも応援してもらっていますが追いつかないスピードで草木は伸びていきます。

 

これを父はほばひとりでやっていました。

 

シルバーセンターさんにお願いするようになったのは母の介護で大変になってきてからのことで、それまで80過ぎても頑張っていました。

 

好きでやっていたのか先祖から受け継いだ義務感からだったのか今では確かめようもありません。

 

急遽引き継ぐことになった私は、どのタイミングでどのぐらい剪定すればいいのかまったくわかりません。

 

去年から庭仕事がストレスになるほどで、それを察した地元の友人がいいタイミングで声がけしてくれるようになりました。

 

ゴールデンウィークあたりにまだ柔らかい草むしりをしておく。そこから梅雨の合間にちょこちょこやってお盆前にシルバーさんを動員してスッキリ仕上げる。

 

藤、南天、ドウダン、楓はバッサリ切ってもどんどん伸びるので思い切ってやっても大丈夫なことなどがわかりました。

 

どれも経験値です。

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チェーンソーや剪定鋏、幅広の脚立も新調して道具だけは一人前です。使いこなせていませんが。

 

プロから見れば虎刈り同然の仕上がりでも落ち葉が側溝を詰まらせたり、枝が電線に干渉するよりはマシと不慣れな作業をしています。

 

相変わらず自由がない(笑)

高齢者世代が受けられるサービス

実家の自治体では、布団干しが負担になってくる高齢者のために布団丸洗いサービスがあります。

 

年二回、敷布団、掛け布団、マットレスだったかの三点セットを一人分500円で丸洗いしてくれます。

 

外部の委託業者さんが取りに来てくれて、一ヶ月後に仕上がったものを届けてくれます。

 

母がオムツ生活になり防水シーツを敷いていてもときどき失敗することがあります。

 

旅館のように寝具がたくさんありますが、このサービスを定期的に利用していました。

 

冬物はクリーニング屋さんに持ち込むのも重くて大変ですからとても助かりました。布団干しもなかなかの重労働ですし、いつも気持ちのいい寝具で両親が眠れて助かりました。

 

私の暮らす自治体だと介護タクシーや鍼治療のクーポン券がもらえます。

 

使いづらいとか利用のさいの注意点もありますが、介護が必要になったら一度お住まいの自治体に問い合わせしてみてください。

 

連れ合いに対する無関心はゴミ屋敷に繋がる

母は友人と呼べる相手がおらず私にも距離をおかれ、本音を語れる人がいなくて孤独の極みでした。

 

寂しさを買い物で埋める習慣があり、目についたくだらないゴミがらくたを欲しくもないのに毎日のように買っていました。

 

そのくせ本当に必要なものでやや高額なものは「そんな高いもの買って‼︎」などとおかしな価値観でした。

 

いやいや毎日買い物するのやめれば⁇

 

そんな母の行動に父はまったくの無関心で、こうやってゴミ屋敷ができあがっていくのだとわかりました。

 

別に連れ合いに関心がなくてもいいし内緒の買い物をしたって構いませんがね、昭和脳の人は後始末のことまで考えるはずもないですしね。

 

いまは処分が有料なんですよ。

 

処分代を惜しんでいるうちに室内は澱みに占拠され、かなりな気合いを入れないとスペースを空けるのも難しくなります。

 

高齢になると面倒なことを先送りしがちで「今日は病院だから、雨だから、回収日が先だから、お客さんが来るから」とやらない言い訳がいくらでも出てきます。

 

そのうち介護認定されて身体も思い通りに動かなくなります。

 

さて誰が片付けるんでしょうか。

 

ほぼ娘でしょうね。

 

心当たりのある人は早めにアクションを起こしましょう。

 

最初は引き出し1つだけでもいいですからね。