父から突如庭仕事を引き継ぎ去年は大変でした。
こんなことなら教わっておけばよかったなぁなんて思っても、遠距離介護しながら樹木の手入れまでやれませんでした。
さほど大きくない藤の蔓がくせ者で、花が終わったあたりからどんどん剪定していかないとあっというまにジャングルになるのを身をもって体験しました。
切っても切っても伸びてくる蔓との格闘は心身ともに消耗し、加えてお盆や法要の支度や相続事務も重なり確実に私はおかしくなっていきました。
たった2ヶ月で膝丈まで伸びる雑草や、好き放題に枝を張り巡らすたくさんの樹木で混乱しっぱなし。
毎日少しずつ手入れしているから保てる。
そういうことなんですね。
毎月帰省して昼間の数時間作業したところで追いつかない。
不在中は近所の叔母夫婦が見える場所の草むしりや落ち葉集めをしてくれますが、それも限界があり甘えっぱなしというわけにもいきません。
地元の友人たちやシルバーセンターさんに依頼するタイミングと自分でやれる部分の境界がうっすらわかってきたのが最近で、ずっとひとりでやっていた父の労働量は大変なものだったことに気づきました。
それが本人の健康や足腰の強さの理由でもあったのですが、なにごとも度を超えると負担になります。
上手く人を頼り、地域のおつきあいや顔つなぎをしてほしいというのが両親の意向なのだろうと思うことにします。