のぞみのデュアルライフ(遠距離介護とゴミ屋敷問題)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ

新幹線では多様な人と隣り合わせる

いつも停車駅が3つだけのこまちに乗ることにしています。

 

乗車時間はなるべく短いほうが楽ですから。

 

八重洲の大丸でお気に入りのお弁当を買って大宮過ぎたあたりで食べ始めてひと眠りするともう仙台です。

 

先日、大宮すぎてかなり経過してから高齢のご婦人が案内係に誘導され私の隣にやってきました。

 

自分の座席を探せなかったようです。

 

あまり乗り慣れていないようでリクライニングやフックの使い方をお手伝いしました。

 

「向こうの2つ空いてるところは座っちゃいけないんでしょう?」などの質問をしています。大きな荷物を抱えているので一番後ろのスーツケース置き場にどうぞと勧められても遠慮しています。

 

「どちらまで?」と訊ねると「仙台までなの」「あら私も」

 

誰とでも雑談できるのは年の功です(笑)

 

「もう何十年ぶりでよくわからなくて〜」

 

「ご旅行ですか?」

 

「これ主人なの」

 

大切そうな荷物はご主人のお遺骨でした。

 

聞けば塩釜にある檀家になっている寺院へ納骨へ向かうのだとか。

 

「ごめんなさいね、こういうの嫌でしょう?」

 

いやいや、そういうおはなしはちっとも嫌じゃありません。

 

私もこの2年、介護から看取りそして相続のかさばる重要書類を持ってずっと往復していますからね。移動が楽じゃないのは重々承知しています。

 

実印からなにから毎回持って歩くのはいつも緊張して気が休まりません。

 

地元の役所や金融機関でどのタイミングでなにを急に使うかわかりませんからいつもハラハラしていました。

 

この大勢のなかにも私と似た状況の人がいるかもしれません。

 

そんなことをうつらうつら思っていると、朝はタクシーも捕まらないほど土砂降りだったのに仙台に到着するころは雨も止み陽射しも出てきました。

 

あのご婦人は無事に塩釜で納骨できるといいなぁと思いながら見送りました。