江戸時代からのおつきあい
実家は古い地区にありご近所さんとは隣組という冠婚葬祭で協力しあうあいだ柄です。何代か遡るとどこかで繋がっていて遠い親戚のような感じです。都会の人は理解できないようですが。
葬儀や法事でお世話になっていた方が夏に亡くなりコロナで越境できずずっと気がかりでした。帰省してすぐお悔やみに伺い玄関先でおいとましようとすると「あがっていって」とのことでしたのでお焼香させていただきました。ちょうど父の命日で帰省したことなどはなすと前回たまたま伺ったときすでに入院していてそこから容態が悪くなったのだということでした。
優しそうな遺影は議員さんをしていたころのものでいつもと変わらず笑顔でした。私は2年連続喪主をつとめ頭がおかしくなりそうな相続事務も並行しながら400km往復していた拙い経験から「お疲れになりませんように」と声がけしました。相続事務は想像を絶するほど負担です。10ヶ月の期限はあっというまでその間に49日や納骨などの仏事を挟みやった人にしかわからない辛さです。私に手伝えることはありませんが「いつでも連絡してください」とお宅をあとにしました。