母がアルツハイマーを発症してから地域のおつきあいができなくなりました。
そうでなくても人づきあいが下手で、本音で話す、弱みを見せるなどできない人でしたから余計に孤立していきました。
地方の田舎では地域のおつきあいが重要で、なかでも回覧板の班はひとつのユニットですからここは上手く立ち回れないと辛いのです。
私は遠距離介護をスタートして数年後から防災訓練のためだけに帰省していました。
前もって日程を父に確認してもはっきりしない返事で予定を立てにくく困っていましたが、今は区長さんと直接やり取りできて助かっています。
そしてこの時期はどんどん伸びる草木の剪定とも重なっているので2つの用事を済ませられます。
「あら、毎年ごくろうさんだね」と年配者から声がけしていただき、個人的に草むしりを頼んでいる方がお盆前に作業してくれるなどじかに会話できます。
先祖代々おつきあいのある方々や同級生のご主人、うちのエクステリアを施工してくれた方などお世話になっている多くの人々に一度にご挨拶できる貴重な機会でもあります。
不在がちな私はたくさんの人に助けられて2拠点居住できているのです。