のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

棚経が13日っていつ決まったのよ

檀家寺院の住職がお盆の読経(棚経)に一軒ずつ回ります。

 

2年前まで父に任せきりでしたからお盆のなんにちに来るのかぼんやりしか知りませんでした。

 

13か14かう〜ん、どっちだっけ?

 

じゃ迎え火はいつだろう準備しなきゃ。

 

というわけで突如すべての支度を任され、分家の叔母に教わりながらぼちぼちやっています。

 

今年も念のため住職に確認して「例年とおりですから」という回答に「父親に教わってなかったのかよ⁇」的ニュアンスを感じながらの用意です。

 

お盆にいつも帰省していたわけじゃないですしね。母が介護生活に入ってからはまず日々の生活ありきでしたから。

 

供花とハスの葉(仏様用ごはんを載せる)や柳の箸などは叔母にお願いして、籠盛りやお菓子を買ってきて盆提灯を組み立てます。

 

1年に1度しか出さない提灯は複雑で、暑い部屋で組み立て作業していると具合が悪くなってきます。

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仏壇横にちゃんと電源が取れるように設計してあり、くるくる回る電飾を見るのは楽しめます。

 

仏様のごはんは惣菜を数種類用意して、まこもゴザをしいて経机のうえを整えたらほぼ完了です。

 

今年は実家の畑で採れたジャガイモとミョウガお煮しめをお供えしました。

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小中学校の先輩でもある住職には先祖代々お世話になっており、1年で2回喪主を務めた私はお会いする機会が増えました。

 

なぜ、ひとりっ子でも長女でもない私が仏事を取り仕切ることになったのか。

 

それがご先祖様の意向なのだろうな、と思うことにしています。

父がケアマネの夢枕に立った

父が母のケアマネージャーの夢枕に立ったと叔母から聞きました。

 

なにか伝えたいことがあったのかしら?

 

とても穏やかで満足そうな様子だったらしく、自分亡きあと母の手続きを頑張ってくれたお礼をいいたかったのでしょうかね。

 

ケアマネさんは父の菩提寺を教えてくださいと叔母に訊ねたそうです。

 

無理しなくていいんですよ。

 

彼女の実家が母の実家近くで共通の話題や知り合いも多かったことや、父が自分もMCI(軽度認知症)と診断されるまで医療機関の予約や並行して母の訪問歯科の調整などしてくれました。

 

その頃は私も心身ともに限界に近く、機能性胃腸障害を発症しました。

 

父なりに周囲の人に感謝してるのでしょうかね。

 

私の夢枕にはいっこうに立つ気配がないけれど(笑)

なんだ地元いっしょじゃん

いつも漢方薬を処方してもらう調剤薬局で担当薬剤師さんとあらためておはなししました。

 

これまではとおりいっぺんの「最近調子はどうですか?」みたいなやり取りだけでした。

 

こちらもない時間を削って通院しているわけで、用事は速やかに済ませて帰りたいですから「まぁまぁです」というどうとでもとれる返事しかしていませんでした。

 

実際調子のいい日と悪い日があってそうとしか答えられないのです。

 

春からは減薬を願い出て、回数を減らし銘柄を変更しさらに種類を減らしながら対応してもらっています。

 

私を悩ます機能性ディスペプシアという胃腸障害は原因が見当たらないのにみぞおちがつかえ、胸に砂や小石が詰まったような感覚で食事が喉を通らず激やせしてしまいます。

 

この症状で悩む人が案外多いことを知り患者同士で情報交換したりしています。

 

今はいい時代ですね。

 

お会いしたこともない方から励まされたり医療機関やお薬を紹介されたりするのですから。

 

というくだりと10年に及ぶ遠距離介護をかいつまんで説明すると、薬剤師さんと地元がいっしょなのがわかりました。

 

〇〇高校なんですよ、というので、あ〜あの‼︎

 

近くの〇〇知ってますよ、そばのレストラン有名ですよね〜。とか。

 

共通項はいくらでも出てきます。

 

急に距離が縮まりますよね。

 

患者コミュニティで話題の機能性ディスペプシアに特化した鍼灸院や流派があることや、それを漫画で発信している方までいるというとすぐさま手元のパソコンで検索していました。

 

雑談の中にはいくらでもヒントが隠れていて、無駄話と最初から切ってしまうとより良い情報に辿り着けません。

 

面倒でも患者側も医療提供側も歩み寄ってみるといいですね。

 

その人のバックグラウンドを知れば薬なしで元気になるスピードが早まるかもしれません。

 

 

介護のキーパーソンは誰?

年に数回の帰省で久しぶりに会う親の衰えに気づくかと思います。

 

忙しさにかまけて認めたくないことは見ないように聞かないようにしがちです。

 

しかしどう見てもおかしい、前はあんなにしっかりしていたのに、という異変に気づいたときに大騒ぎするのは控えましょう。

 

それが老いるということなのです。

 

検査すれば認知症と診断されるかもしれません。

 

私もそうでしたが、まるで自分だけが特別な不幸を味わっているかの如く焦りましたよ。

 

でも皆んななにかしらの経緯を辿って老いていくんです。

 

ちょっと一呼吸いれて冷静になるのは難しくても感情的じゃない受け止め方をしましょう。

 

もし親と同居しているきょうだいがいるなら、どんな対応をしているかさりげなく訊ねてみてください。

 

彼らなりの覚悟や決断もあるはずです。

 

意見が違っても責めたり批判したりしないでください。

 

たまに帰省してきた身内にあれこれいわれるのは不本意ですし、とうにわかっていることなんですから。

 

まずは日ごろ親のお世話をしてくれていることに感謝とねぎらいを。

 

困っていることがあるなら素直に相談できる空気を出しているか。

 

言葉だけじゃなく形あるものでお礼する、費用の負担を申し出るのもいいですね。

 

お任せするならあまり口出しするのは好ましくありません。

 

それがこの先の介護生活〜看取りを経たあとの関係性をこじらせる原因になりかねません。はっきりいうと相続で揉めます。

 

自分が介護のキーパーソンではない場合。どんな立ち位置で振る舞えばよいか。

 

キーパーソンがいいにくそうなことはなにか(金銭問題や排泄のお世話が多いかと思います)

 

先回りして察してあげるのは難しいですが、いいやすい雰囲気づくりぐらいならできそうですよね。

いつもついてる理由 天助我也

なんだかんだいつもタイミングがよくて周りに恵まれています。

 

直感を信じているから

 

自分の本音に嘘をつかないから

 

先祖供養をしているから

 

どれも合っている気もしますが違う気もします。

 

いつも正しいおこないをしているわけではないし、よこしまなことも普通に考えています。

 

どうすれば損しないか(得するか)

 

低コストで上手いことやれないか

 

気に入ってもらうためになにをすればいいか

 

実際はそんなことばかりです。

 

ついてる例は新幹線に乗る直前、樹木の剪定日のことで地元のシルバーセンターさんから電話がありました。低料金で丁寧にやってくれるので人気、つまりいつも混み合っています。

 

母の初盆前になんとか、と思っていましたが職人さんが揃わずお盆以降にとの連絡でした。

 

予定がわかれば私なりの対応ができるので助かります。

 

実家で朝の6時まだ夢見心地のところ、物置をガタガタ開けて工具を出している音が聞こえました。

 

通報案件か?とも思いましたが、地元のシルバー友が前倒しで草刈りをしてくれていました。

 

約束の日にちより2日も早く取りかかってくれて、ちょうど挨拶もできました。

 

棚経(お盆の読経)の日時を菩提寺に問い合わせると住職が不在で掛け直しますとの返事でした。

 

他の作業もあり疲れてお昼寝してしまい、目覚めて一階へ降りた瞬間に住職から電話がかかってきました。

 

私が起きる時間がわかったのかしら?

 

極めつけは新幹線で自宅へ戻ったあと仙台で震度5の地震がありました。

 

小さなツキに助けられ10年間母を遠距離介護することができました。

 

生前の父に「なんでいつもついてるのかな?」と冗談交じりにいうと「ママの介護を一生懸命しているから」との返事でした。

 

ホンマかいな(笑)