檀家寺院の住職がお盆の読経(棚経)に一軒ずつ回ります。
2年前まで父に任せきりでしたからお盆のなんにちに来るのかぼんやりしか知りませんでした。
13か14かう〜ん、どっちだっけ?
じゃ迎え火はいつだろう準備しなきゃ。
というわけで突如すべての支度を任され、分家の叔母に教わりながらぼちぼちやっています。
今年も念のため住職に確認して「例年とおりですから」という回答に「父親に教わってなかったのかよ⁇」的ニュアンスを感じながらの用意です。
お盆にいつも帰省していたわけじゃないですしね。母が介護生活に入ってからはまず日々の生活ありきでしたから。
供花とハスの葉(仏様用ごはんを載せる)や柳の箸などは叔母にお願いして、籠盛りやお菓子を買ってきて盆提灯を組み立てます。
1年に1度しか出さない提灯は複雑で、暑い部屋で組み立て作業していると具合が悪くなってきます。
仏壇横にちゃんと電源が取れるように設計してあり、くるくる回る電飾を見るのは楽しめます。
仏様のごはんは惣菜を数種類用意して、まこもゴザをしいて経机のうえを整えたらほぼ完了です。
今年は実家の畑で採れたジャガイモとミョウガのお煮しめをお供えしました。
小中学校の先輩でもある住職には先祖代々お世話になっており、1年で2回喪主を務めた私はお会いする機会が増えました。
なぜ、ひとりっ子でも長女でもない私が仏事を取り仕切ることになったのか。
それがご先祖様の意向なのだろうな、と思うことにしています。