のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

地質調査で歴史が書き換えられる?

建築前の地質調査

不動産処分シリーズで売買前に地質(地盤)調査をすると綴りました。近所で作業している現場があり訊ねてみました。

底地ってなに?

その土地は登記が「底地」になっていて地主本人は住めない土地です。私もはじめてこの言葉を聞いたのは実家を処分したくて様々な相続セミナーへ足を運んだときでした。

https://www.needs-p.jp/sokochi_and_lease/

貸して地代を得るのが目的

同じ土地でも地主さんからみれば「底地」借りてる人から見れば「借地」といい方が違うだけでなんだかややこしいですね。

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長らく医療機関が建っていた場所で、私の記憶ではこれまで三軒の病院が開業していました。

 

最後の病院が撤退してから数年、なにになるんだろう?もし介護施設ができたら母をあずけるのに楽だなぁなどと勝手な青写真を描いていました。

青写真が現実になった

両親を見送ったあと底地の半分は障がいのある方のグループホームとなり半分はデイサービスの工事中です。

 

もし母の介護中にまにあっていればとたらればな考えもよぎりますが、ものごとの進むタイミングが外れることはほぼないわけでこれでよかったのだろうと思います。

 

地質調査でなにか出てきそうですか?と自治体職員の方に聞くとなん百年も畑だったからおそらくなにも出てこないと思うよといわれました。

 

残念ながら歴史が書き換えられることはなさそうです。

 

キントンはくちなしの実で色づけするよね?

おせち料理は買う派⁇

いまはおせち料理はお店で買えますが私が幼少のころは家庭で作るものでした。

 

ただでさえ多忙な師走に面倒なおせち作りなど当時の母は負担でしかなかったでしょうね。

お店も休みだった

今ならお店は元旦からやっているのが当たり前で、近年は2日スタートにしようとなってきましたが基本コンビニが開いていますからテレビを見ながら寝正月という人は減っているかもしれません。

日もちするものを作る

3日間おなじものを食べ続けるなんて飽きてしまいますが昔はそうだったんですね。日もちする煮物中心でした。

鮮やかな色づけ

栗きんとんは甘くて美味しいですがサツマイモを裏ごししただけでは鮮やかな黄色にはなりません。梔子(くちなし)の実で色づけすると綺麗に発色します。なんと高校時代の家庭科の時間で実習がありました。

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梔子の花が好きだという方とお喋りしていてふと思い出しました。案外知らない人もいるかもと綴ってみました。

 

きんとんを作る機会があれば参考にしてみてください。

不動産処分の雑務補足

処分しようにも片付いていない

不動産処分の準備シリーズに補足しておきます。高齢親が長年暮らしていた家はやたらモノだらけなのではないでしょうか?

 

売りたくてもこの状況を業者さんに見せたら値踏みされるのではないか⁇と不安になりますよね。

お片づけ業者さんも紹介してくれる

大手さんは当然そのあたりも織り込み済みですから専門業者さんも紹介してくれます。子世帯だけでは手に負えない家財道具、貴重品や重要書類なども丁寧に仕分けしてくれます。

おかかえ税理士さんも

不動産を売却すると申告や納税義務が発生します。税理士さんも紹介してくれますから心配いりません。くれぐれも自分でやって安くあげようなど絶対に考えないでください。

 

安価に済まそうという考えそのものが間違いです。税理士さんでさえ税務署との見解の違いで訂正することになりペナルティを払うこともあります。実家でお願いしたとき修正申告と追徴課税がありました。

 

素人にはできないことをするためにプロの士業がいることを心に留めておきましょう。

認知症の人を連れて避難所へ行けるか問題

母の実家が心配

今回の台風で母の弟のお嫁さんに安否確認しました。宮城県北部の専業農家で母の弟もアルツハイマー認知症ですから逃げ遅れたら⁇と心配になりました。

避難所は川の近く

民生委員さんから町の公民館へ避難するよう勧められたそうですがそこは川の近く。むしろ自宅のほうが安全と判断し留まったそうです。

 

そもそも状況理解できない認知症の人を連れて避難しても避難所で混乱して周囲に迷惑をかけるのでは⁇と介護者が気を使うものなのです。

 

東日本大震災のとき体育館へ避難した認知症の人が、舞台の紅白の幕をお祝いごとと勘違いして騒ぎ出し疲労困憊でうなだれた被災者たちに顰蹙を買ったなど聞いたことがあります。

表にでない被介護者

今日は老人会の催し物で叔母(母の弟のお嫁さん)だけが出席したそうです。母の弟は元から他人と接するのを好まず誘っても嫌がるので留守番させたそうです。

 

地区の老人会は60人以上該当者がいても出席するのは20人ていど。認知症で外へ出なくなりますます孤立していきます。うちの母と同じ道を辿っていてそこには既視感が。

短期の記憶はないも同然

電話口で叔父と代わってもらいましたが私のことを理解しているかどうか怪しい感じでした。もう長く会えていませんから。

 

叔母がお昼ご飯を用意して出掛けても食べることを忘れてしまい、食べていなくても「食べた」と返事するのであてになりません。

共倒れを防ぎたい

介護者と本人ともども社会から孤立し要介護2で使えるサービスも限られ、他人を家に入れなければおかしなことになっていても気づけません。

 

ご近所と分家に内情をはなしているとはいうけれど、万が一のときどこになにがあってとかそういうことからつまずきます。

 

せっかくスマホに変えてもメールが引き継がれていない、LINE使えないじゃどうにもなりません。

私にできることは

結局私にできることはたまに電話するか、実家から小1時間かけて訪問するか具体的にできることはなにもないようです。

 

手伝いたくても傍観するしかない歯痒さはどうしたらいいんだろう。

減災は住まいを選ぶときからはじまっている

首都圏と地方の扱いの違い

台風一過で被害状況が刻々と明らかになってきています。

 

首都圏直撃となるとここまで警戒されるのに、地方だと残念ながらこれほどまでの呼びかけはされなかったでしょう。

 

やはり国の中枢機関が集まっていると重要度も違ってくるのでしょうね。

減災は住まいを選ぶときから

皆さんは現在のお住まいをどのような基準で選びましたか?

 

私は幼少から父に水に関連する地名は避けて暮らすようにいわれてきました。

 

造成され分譲された住宅地はそこに昔なにがあったのかわからずお洒落な名称に変わり人気エリアになっていたりします。

 

交通アクセスもよく移動しやすく商業施設や医療機関の多い場所は人気で家賃もそれなりでそれにふさわしい人々が暮らしていたりします。

人気と安全はリンクしてるかな?

そこは古代、海や川だったかもしれない。沼地や水田だったかもしれない。近代になってから埋め立て造成された土地かもしれない。つまり地盤が頼りないということですね。

 

気になり出したらどこにも住めませんが。

 

古地図で調べたらすぐわかることですし、古代と現代の価値観や住まいかたも変化していますが参考程度に意識しておきたいものです。

地元で冠水したのは昔の水田

今回台風を逃がれるため地元に帰省していましたが、冠水したのは昔の水田地帯。今は商業施設や医療・行政機関が集まり住宅地としても人気です。

 

防災意識を高く持って日頃から備えるのも大事ですが、実は住まいを選ぶときから被害のレベルを下げられることも知っておきたいですよね。