今月は漢方講座で体質チェックのお話しをしています。
この世界は陰陽で成り立っていて身体は気血水(きけつすい)で構成され、五行思想により臓器や季節、感情や味覚もグループ分けされると説明しています。
互いを生かしながら抑制し繋がりのなかで健康体を維持しています。
受講生さんは女性が多く、ちょっとした不調やストレスを改善したくて聞きにきてくれています。
チェックシートでその日の自分と対話しながら回答していきます。
漢方薬の服用や置き鍼をしている方もいて、すでに既知の情報かと思ったらそうでもないんですね。
血虚・瘀血 栄養が不足または滞っている
陰虚・水滞 水が不足または滞っている
6つの体質ごとの養生ポイントと避けた方がよい食材など解説しました。
1つだけの体質に該当する人はまずいなくて、どれにも当てはまりなかでも一番点数の高いものをどうするか?という対応になります。
全部覚えるなど私だって無理ですから避けたほうがよいものの共通項目を拾います。
冷たい飲食物・なまもの・油で揚げたもの・チョコレートなどの甘いもの。
どれも美味しく世の中に溢れているものばかり、皆んな大好きですね。
なぜ避けたほうがよいの?
気血水を生成する脾胃に負担がかかるからなのです。
動物性の脂は冷えると固まる性質があり(翌朝のカレーや角煮を思い出して‼︎)身体のなかでも同じことが起こると考えられており特に瘀血の人には向きません。
そんな内容をお喋りしつつ、利水効果の高い胡瓜を使った冷や汁や枇杷を食べながら楽しく学習していきます。
来月は六気・七情という気候や感情が身体に与える影響をお話しする予定です。