介護の認定調査というものがあり、その人の状態を多方面から評価して介護等級(1〜5)を決定します。
日頃からみてくれているケアマネージャーの意見だけではなく、第三者である認定調査員さん、物忘れ外来の主治医などで審議し役所から決定通知書をもらいます。
つまり公的にどのような介護サービスを受けるのが適当かガイドラインを示されるわけです。
母は要介護2のころから失禁と徘徊が酷くなり、私たち家族は一瞬たりとも気が抜けない生活を余儀なくされました。
今トイレから戻ったばかりなのに5分もたたずにソワソワしだす、またトイレに連れて行くと出ない。
毎回の虚言につきあいきれずにいるととんでもない場所で失禁していて片付けに時間を費やすことに。
昼間ウトウトぼんやりしているのに夕方から覚醒しだして何重にもしてある鍵を外して徘徊する。
もう家でみるのは限界かも。
しかし父は施設入所させたくない。
そのタイミングで要介護2から4へ飛び級しました。
認知症の中期から後期へ入ったのです。
それだけ症状が進行し、薬の効果もよくわからず(進行のスピードを緩やかにするというけれど本当なのか?)受けられる介護サービスが増えたことは微妙でした。
より多くのケアを受けたり福祉用具を介護保険でレンタルできるようになりますが、これは喜んでいいことなのやら心中複雑でした。