のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

在宅してるといつも起きるラッキー

紅葉を楽しんだ後始末のため帰省していたある日、突然見知らぬ家族づれがやってきました。

 

ご夫婦とお子さん2人で「ピアノ習いたいんですけど」というではありませんか。

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田舎なので都会のように体験や見学して気が向かなければよそへ行きますということはまずありません。

 

おそらくなんとなくウチの評判は聞いていたのでしょう。

 

ウチはわざわざ宣伝もしていませんから、看板を見たり今通っている生徒さんの口コミだけで集客しています。

 

前から場所は知っていたけれど上のお子さんが保育士を目指しているのでピアノが必要になったということでした。

 

たまたま帰省していたタイミングで驚きましたが、こういうことってよくあるんですよ。

 

さっそく家にあがってもらって「こういう設備でやってます。曜日は云々、駐車スペースはこうで」などの説明をざっくりして管理会社さんへ繋ぎました。(私は大家さんで管理は別会社がやってくれます)

 

発表会の写真をブラックボードに飾っているので「皆んなドレスやタキシードで舞台にあがるんだよ」とお話しをし、とりあえずかた苦しく考えず楽しく通ってみてとアドバイスしました。

 

「保護者は教室内で待ってるんですか?」とお母様に訊ねられたので「車で待機していてもいいですし、近くのスーパーで買い物や用事をしていいんですよ」と説明しました。

 

私が不在でも教室運営はきちんとされているし心配ないですよ、と念押ししておきました(笑)

 

来年の夏、また発表会を聴きに行く楽しみが思いがけない形でやってきました。

遠距離介護って準備段階からもう始まってる

実家と400km離れてるので当然気候も人柄も言葉も違うわけです。

 

天気予報で同じぐらいの気温でも風や湿度が違うため服装で調整するのですが、そもそも体調を整えておかないとどうにもなりません。

 

自分のコンディションが悪くて認知症の母を介護するなんてできませんから。

 

小さな不調が積もりに積もって身体のどこかがシグナルを鳴らしてくれます。

 

ここで気づかないふりをするとさらにおかしなことになります。

 

私なりに自分をいたわっているつもりですが緊張を強いられる介護生活では心からのリラックスなどありませんでした。

 

介護を卒業した今もそれは変わらなくて、これまで父に任せていた実家のアレコレが分からず泣きそうになることもあります。

 

ずっと滞在しているならまた明日でも確認してみようと思えますが、限られた日数のなかで雪崩のように押し寄せてくる相続事務に翻弄される毎日で変な疲労がなかなか取れません。

 

それでも地元の友人や行きつけのお店や親戚に会ってエネルギーチャージできるので恵まれています。

刈り込み仕立ては美容室仕上げ

樹木の好きな方または造園業に携わる方ならご存知のとおり剪定と刈り込みは違います。

 

私はざっくり切るのが剪定でカーブなどの形をつけて整えるのを刈り込みと認識しています。

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髪の毛といっしょでただざくざく切るだけなら誰でもできます。

 

しかし髪の毛も樹木も見栄えというものがあるので虎刈りじゃ嫌ですね。

 

素敵なカットで印象が格段にアップすることは誰でもわかるところです。

 

最近の分譲戸建て住宅は手間のかかる植栽は敬遠され、生活の合間にストレスなく楽しめる程度のお庭が好まれるのだとか。

 

そりゃあそうですよね。住宅ローンを払うために仕事して気晴らしを超えるレベルの樹木の手入れでクタクタになっていたら、のんびりするはずのマイホームが嫌になります。

 

庭仕事だけに使える時間などそんなにありません。

 

私はこれまでずっと祖父や父がやってくれていたことを当然と思って暮らしてきました。

 

ところが突然広い庭のすべてが私に降りかかってきて、多くの人に草むしりや剪定を手伝ってもらいましたが時期がくれば元どおりジャングルになります。

 

人にも頼りつつ自分でもやれそうなことは機械の力を借りることにしました。

 

高枝切りバサミ、チェーンソー、電光ドラムなど揃え失敗してもいいやの気持ちで刈り込みに挑戦しました。

 

もちろんプロにはかないませんよ。

 

でもどれだけの労力なのか、庭師さんの相場も知っていながら自分の能力や体力を判断しつつ、妥協点を探す作業です。

 

完璧は求めません。

 

全部を自分だけでやろうともしません。

 

声をかければ助けてくれる地元の友達が大勢いますから。

 

ちょっとでも見栄えよく、ピアノ教室に通う生徒さんも楽しんでもらえたらなぁぐらいの気持ちでのんびりやっていきます。

 

秋の庭仕事で修行に励む

高齢になってくると若い頃は楽しみだった庭仕事も負担になります。

 

家族に介護が必要な人が出てきたり自分も足腰が弱ってきたりしますから。

 

なによりお天気次第で自分の予定と合わないことも多々あるわけです。

 

実家は落葉樹が多く紅葉を楽しんだ後始末が大変です。

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春夏は雑草、秋は落ち葉との闘い。

 

父はこれを当たり前にこなしていました。

 

けれど要介護5の母を在宅でみながらではさすがに疲労困憊だったのかもしれません。

 

休む暇もないですから。

 

ずっと在宅していても大変なのを私は2拠点居住ですからね、来た時に集中してやるのでそりゃ手落ちもありますよ。

 

今は介護から卒業しましたが、まだまだ終わらない母の相続や家屋のメンテナンスその他もろもろの手続きと並行しながらですからね、進みません。

 

今のうちにやっとかないと‼︎

 

はやる気持ちを落ち着かせながら、母の事務処理で役所、金融機関、司法書士事務所まわりをします。

 

その合間に粗大ゴミの回収業者さんの対応とか来客やピアノ教室をやっているので生徒さんもやってきます。

 

しょっちゅう帰省していてもゆっくりする間もないのです。

 

 

実家のネット回線相続が超面倒

そもそも電電公社‼︎(若い人は知らない。民営化される前の電話会社は一つしかなかった)時代に契約してそのままなんですよ。

 

高齢世帯でネット回線を引いてるのは子世帯が必要だったりヒカリ電話にするためだったり、見守り機能が必要だったりで、そもそも会社の仕組みまで理解できません。

 

ウチは固定回線が母名義でした。最初に契約していた祖父名義の回線は10年以上放置していて権利抹消されていました。

 

ネット回線、プロバイダー、携帯は父名義でした。

 

支払いは父の口座からおまとめ請求で振り替えになっていました。

 

父なきあと母の口座から引き落とししたいと連絡するとNTTファイナンスNTT東日本NTTコミュニケーションズはそれぞれ別会社なので各担当へ申し出が必要とのこと。

 

え、ワンストップ窓口とかはないわけ?

 

ないんですね。

 

固定電話、ネット回線、プロバイダー、それぞれ別会社ですから個別に署名・捺印、死亡の事実が記載された書類添付、新しい口座を記入。

 

運用開始まで2ヶ月ぐらい。

 

不備があるとさらに先になります。(なぜか印鑑不鮮明で戻されました)

 

NTTコミュニケーションズは振替えできない月の請求書は発行手数料162円かかります。

 

これを機にヒカリ電話(月500円でかけ放題。ただし落雷などで一発アウト)に切り替えるには手数料5000円と回線工事日を指定され、自分で作業しなければなりません。

 

もうここまでで嫌になりますよね(笑)

 

結局父から母名義へ切り替わるまで1年近くかかりましたよ。

 

他の相続手続きもやってますしそもそも離れて暮らしてますから途中でそれどこじゃなくなってくるんです。

 

介護も並行していましたからね。

 

今回私の名義にし振替口座も変更するにあたりまた面倒なことになってかなり憂鬱なのです。