母が前日と様子が違うのにいち早く気づいた施設のナースが時間を繰り上げて受診しましょう‼︎と連絡をくれました。
父の初盆で在宅していたので、すぐ病院で落ち合うことができました。
お盆なので提携病院の外来はお休みでした。しかし緊急だったのですぐ受診できて、病棟も1人の方が施設へ戻られて母のためにお部屋を空けてくれました。
もし病室がなければさらにその先の提携病院に紹介され、遠くて毎日お見舞いに通うなどできませんでした。
もともと父が通院していた病院で、母の往診もしてくれていたから家族関係や病歴のカルテがありました。
まずそこからついてたのです。
付き添いナースとおはなしすると、その方のご主人は59歳で脳幹梗塞になり亡くなったということでした。
だから母の異変にすぐ気づけたんだ。
もう1人の施設ナースのお母様も脳幹に梗塞があったということでした。
経験値ですかね。
たまたまその2人がシフトの日でした。
いずれお別れの日はくるし、今は延命を勧めないし、自然に痛みなく命をまっとうできればいいなと思いながら付き添いました。
小康状態で期待してしまった時期もありましたが、緩やかに下降していき最期の日を迎えました。
その後の葬儀や法要も一年前の父のときに経験済みで、なんとなくそれなりにおさまりがつきました。
母とどんなお別れになるか想像すらしていませんでしたが、日常の延長のような穏やかさで見送ることができました。