ケアラー(介護者)の友人がNHKハートネットテレビに出演しました。
たまたま立ち寄ったカフェで、若年性アルツハイマーの奥様を見送ったばかりの方と知り合ったのがはじまりでした。
奥様のお別れの会で配布された娘さんが書いた漫画をカフェの常連客で回し読みしていると聞き借りてみました。
これって読みたい人いるんじゃないの?
アルツハイマー型認知症ならまだしも、若年性アルツハイマーの情報は少なすぎて当事者や家族の人と知り合いたくても難しいものなのです。
様々なケアラーズカフェに出入りしていた私は、どうせ誰も見てないだろうと本と一緒に写真を撮ってSNSにアップしました(欲しい方にお譲りしますと)
意外な方が反応してくれてその本を送りました。
すると「正式に出版したいのだけど」と提案されました。
お知り合いの出版社さんに話を繋いでくださって、わずか数ヶ月で書店で買えるようになりました。
仕事早っ‼︎
漫画を書いた娘さんがあまり仲良くなかったお父様と2人だけで旅行へ行ったり、一緒に子ども食堂でボランティアしたり、こうなるカラクリだったのね‼︎と驚嘆していたのを覚えています。
これは私自身にも重なる部分が大きくて共感どころ満載でした。
介護中は苦しいばかりと思っていましたが、その合間にも様々な出会いがあり多くの方と知り合えてマイナスだけじゃない、しかも不仲な父との関係性を見直すきっかけにもなりました。
意味付けするのは自分次第ですが、現状のままよりなにか工夫しどころがあるかもよ?のヒントが苦難の中に隠れていることがあります。
まだ現役ケアラー(介護者)だった頃にこの方と娘さんを紹介してくださったカフェのオーナーさん、介護支援事業の社長さん、出版社社長さんと出会えたのも私にとってはまたとない経験でした。
夕べのテレビ出演はご本人とお父様をリアルに知っているだけに嬉しさもひとしおでした。