夏休みやお盆で日ごろ会えない親ごさんと話す機会があると思います。
まだ前期高齢者だし元気だからいいや、と思いたい気持ちは重々わかりますが介護費用がどのぐらいかかるかわかりませんからね、そろそろ資産の内訳を聞いてみましょう。
モジモジしていると焦点のずれた答えしか返ってこない、またはなにか魂胆があるのではないか?と疑われたりしますからさらっと聞いてみましょう。
身近な例で同級生の〇〇ちゃんのお母さん施設で月〇〇万円払ってるんだって、ウチ払えるかなぁ?
とかね。
介護の前に大きな病気をするかもしれません。
高額療養費や民間保険など使えばさほど自己負担もないでしょうけれど、快気祝いだとか面会の交通費や病棟で使う衣類など医療費以外の出費もけっこうあります。
母が最後に入院したときパジャマなどの洗濯は1回いくらで洗剤は家族が用意するというものでした(用意できないときは洗剤代を支払う)
ほかに口腔ケアグッズ(歯磨きシートやスポンジ、洗口液)などの消耗品も自前でした。
一つ一つはわずかな金額でも長引く入院で費用がかさんでいきます。
そんなときある程度まとまった額を預かっていたら安心ですよね。
高齢者は自分の持ち物を握って放さず使うべきタイミングを逃してしまいがちです。
うちは父が元気な頃、認知症の母名義で定期に預けていたため1円もおろせませんでしたよ。
そもそも認知症の人がなぜクローズド期間のある金融商品に預けるのかおかしいですよね?
いざ必要になったら金融機関は「ご本人以外は解約できません。それ以外は医療費で使った分だけの解約になります」と。
やり方は一年分の医療費領収書を揃えて相続人全員が署名捺印した書面を提出するという面倒極まりないものでした。
そんなことする時間ないですよね?
だったら家族が集まるこの機会に話し合う時間を作ってみましょう。
今の手間暇は少し先の自分を助けてくれますよ。