自然に死なせてくれない現実
眠るように息を引き取るのが理想ですが自宅で倒れていたのを発見された場合119に連絡すると心配蘇生されます(すでに亡くなっている場合は除く)
搬送されてもそこから延命処置され望むような最期にならないケースが多々あります。
家で死ねない時代
看取り経験のない人が増えていますしターミナルケアを自宅でとなると家族がお世話で疲弊しますからどうしても医療機関でとなりがちです。
容態急変に驚く家族
人により亡くなり方はさまざまで、朝起こしに行ったら息を引き取っていた、浴槽で溺水していたなどいずれにせよ手を打たねばと家族は119に連絡してしまいますが、それは救命希望と捉えられ心臓マッサージなどしながら搬送されます。しかしそれを望まない意思を確認できれば掛かり付け医が死亡診断できることになりました。
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-kouhouka/pdf/011120.pdf
私も意思確認できていなかった
父が自宅で倒れていたのを発見した母の介護施設のスタッフさんが119してくれました。事件・事故・自殺・薬物など明確にするため警察の方もやってきて離れて暮らす私に経過報告してくれました。
お薬手帳や飲んでいた薬、財布、携帯電話、病院の領収書など徴収され現場検証で父のメモやノート、私とのやり取りなど調べたようです。
父は発見されたとき既に心肺停止で蘇生見込み0で事件性もなにもなかったため検死に回されました。もし私がその日実家にいて異変に気づき119したらなんらかの処置がされ生きられたかもしれませんが後遺症に苦しむ生活が待っていたかもしれません。
いずれにせよ父が自分で決めたお別れの方法だったと私は納得しています。さよならも言えませんでしたが。