のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

母がいなくなることに耐えられなかった父

父は在宅介護の限界を感じていたものの母を入所させたら一緒にいられなくなるのがネックでした。介護が大変でも1人になるのが寂しかったのですね。毎月帰省している私が自宅に戻るころになると「寂しい」ともらすようになりました。老々介護で連れ合いがいなくなるのは想像以上の孤独なのでしょう。

 

施設に面会に行けばいいのですが高齢だと健康問題もあり自身の検査や通院に時間がかかりますからそう毎日行けません。面会時間も決まっていますからね。好きなときにふらっと立ち寄っても入浴時間だったりリハビリや食事中だったりします。

 

その折衷案が朝夕、通いのヘルパーさんをお願いすることでした。人に頼むことを知らない、または恥と思っている人は自分が楽をするのはいけないと考えています。それは手抜きではなく浮いた時間を他のことに使えるようにするためなのです。休息も大事でむしろ介護者には必要不可欠です。そこのところに折り合いがつくまで大変でした。

 

そもそも他人を家に入れるのを好まないのに、ヘルパーさんに母の食事介助やオムツ替えをしてもらうのですからいい気分ではありません。しかしヘルパーさんは仕事なので時間内に決められた業務をきっちり終わらせることに注力しています。

 

タイミングよく家具の殆どを処分してバリアフリー改修していたのでヘルパーさんたちには仕事しやすいと喜ばれました。