県境の山の粘土
母がうつわ好きで料理しないくせに食器あつめが趣味という困った家でした。当時の食器はレンジ対応しておらず装飾で金の縁取りがされていたり使いづらいものばかり。介護スタートと同時にお金を払ってほぼ処分しました。もったいないとか高かったなどといっている場合ではなかったんですね。
介護を卒業しわずかばかり心に余白がうまれ私にもうつわを愛でる気持ちが戻ってきました。10年来かようお店のオーナーさんに佐賀の有田焼きレストランへ行ってみたいとはなすと窯元が長崎寄りなこと、県境の山から採掘した同じ土でも長崎側で焼けば波佐見焼きになるなど面白いことを教えてくれました。へ〜そうなんだ‼︎
母は本家の嫁として親戚対応のため食器を宴会できるレベルまで集め使ったのはほんの数回。代替わりした私が再びゴミ屋敷化させないようどんなに気に入ってもすぐ買わずくだんのオーナーさんと相談してから決めることにしています。