のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

これも恩送り

薬学部生さん相手の模擬患者

今年度もボランティアをすることになり説明会に参加しました。今回は訪問薬剤指導のモデルケースからどんな患者さんでなぜ睡眠導入剤が処方されたのか背景を探っていくものでした。

info.dual-life.site

レジュメには70代の高血圧薬を服用している人に急に睡眠導入剤が処方されたとあります。私たち模擬患者にはつれあいが脳梗塞で緊急入院し退院まぢかに転倒骨折で寝たきりになり退院のめどが立たなくなった。本人も膝が悪くヒアルロン酸注射のため通院つきそいが必要。独居で家事はヘルパーさんや配食サービスを利用するよう長男さんが手続きしてくれた、の種あかしがされています。

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学生さんたちは急に不眠になった背景を上手に引き出していかなければなりません。資料によればいつまで独居がつづくのか、膝の悪い自分も転倒するのではないか、そこから寝たきりになるのではの不安がかさなり不眠と食欲不振になったとあります。睡眠導入剤を出すだけじゃだめなんですね。

 

私の読み解きだとつれあいが退院してきても要介護生活になるだろう、そこから認知症を発症し典型的な老老介護になるだろうという不安も見受けられます。あるあるですよね。10年遠距離介護をしていた私には容易にフローチャートが浮かび上がってきます。20代前半の学生さんがそこまで想像できるかこればかりは経験を積むよりないですよね。私にできる形で応援していきます。