チャンスロスなのか
薬学部生さん相手の模擬患者ボランティアをしているのですが平日の昼間ですから参加者はどうしてもシニアが多くなります。定年退職者や自由のきく主婦の方ですね。大学からの日程連絡はメールのみなので受信できない人はそもそもこないわけです。しかし喋ってみると携帯すら持っていない方もいます。え、今日どうやってきたの⁇
聞けばご主人がPC担当でやってくれるのだと。家庭内での役割分担ですね。家事全般はその方が担当していて忙しいため覚える気はないようです。薬剤師さんが主人公の本を紹介したところ学生さんはすぐamazonで検索していましたがその方はタイトルと出版社を書き写していました。表紙を撮影する人もいましたがおそらく辿りつけないでしょう。おすすめ本は図書館司書さんに探してもらうのだそうです。貸し出し中なら戻ってくるまで待つのでしょうか。
以前ならこれはチャンスロスなのではと思っていましたが今はそれはそれと思うようになりました。10年以上まえに電子書籍端末を父にプレゼントしましたが紙の手触りがいいと戻されました。好きそうなタイトルもいくつかダウンロードしてさらに購入できるようチャージもしておいたのに。
今になってそれもわかる気がします。なぜなら私自身が購入したKindle本を読むのが面倒で結局放置しているのとブルーライトが不眠の原因にもなっていてそうそうに夜は電源オフしているから。白内障手術をしたけれど目が疲れることは避けたいんですね。その人のペースでゆっくり読めたらそれでいいのかな。