先日、中高年のお悩み相談みたいな番組で「アラフィーで東京に転居しましたが友達ができません、どうしたらよいですか?」という悩みが寄せられていました。
転居が多かった私は、人間関係をゼロから築くことの大変さを理解できているつもりです。
昔はネットもスマホもありませんから、その土地で気の合う友達ができても就職や転勤で離れるのが嫌でとても辛かったものです。
その時は「連絡するからまた会おうね‼︎手紙書くから‼︎」なんて涙しても、実生活の大変さでその時の気持ちは薄れていくものです。
慣れない土地への転居は住まいの周辺環境が理解できていないうえに、生活上の分からない事を聞ける相手がいなかったり、業者に騙されたり、昔は日本の東西で電圧が違って家電の変換をしなきゃいけなかったり、小さな面倒がストレスになるのでした。
今は様々な手続きが楽になり、友達や知り合いが欲しければ、ネットからでもなんらかのコミュニティに参加しやすくなりました。
地方は与えられた地縁が存在して、好むと好まざるとそこの一員になってしまいますが、都会では自分からアクションを起こさない限り誰も関心を寄せてはくれません。
自分で作るご縁を関係縁と呼ぶそうで、これなら強制コミュニティじゃないだけに、自由に出入りしていいのだし楽な気持ちで行動してみたらいいかと思います。
私がこれから関係縁を作るなら方言だけで喋る会か日本語の分かる人がいない会にでも入会しようかと思います。