親が突然死すると同居でもない限り、どこになにがおいてあるかなんて聞いてないのではないでしょうか?
金庫があったとして、その鍵は預かっていますか?または鍵のありかを知っていますか?ダイヤルキーの番号を知っていますか?
その中に権利書や保険証券、通帳、実印その他きちんとわかるように整理されていますか?
なかなか聞きにくいことですし、この話題をふると「縁起でもない‼︎」とか「俺を殺す気か‼︎」などと反論されると思います。
でもね、困るのは遺された人なんですよ。
冷静になりましょう。
わからないことばかりでお子さんやその配偶者を困らせたくないでしょう?
頭がはっきりしているうちに、どこになにがどのぐらいあって、医療や葬儀にこのぐらい使えるから心配いらないよと一言あるかないかでかなり負担感が違ってきます。
自分だけの問題だけではありませんから、亡くなったあとの事務処理の煩雑さにまで目を向けて下さいね。
私は公正証書遺言書があっても、なかなかスムーズにいきませんでしたよ(税理士と司法書士の連携がとれていなかったなど)
手続きしてくれる人の負担を少しでも減らしてあげることも終活です。
自分の気持ちを書き記しておくのもいいですが、現実を直視してものごとがスムーズに運ぶような配慮もお願いしたいものです。
いま伝えられていないなら、そういう場を設ける勇気を持ちましょう。