のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

アルツハイマーを漢方で読み解く

漢方オンラインで新しい発見

以前からオープンチャットに参加していた国際中医師さんたちと認知症の対処法についてオンラインでお喋りしました。

 

10年ほど前に抑肝散が認知症に効果があると聞き、よく確かめもせずに物忘れ外来の主治医に出してもらい母に飲ませたところ徘徊が酷くなった経緯から「漢方薬はオーダーメイド」と知り漢方スクールに通ったり飲んだりしてきました。

そんな見解が‼︎

アミロイドβ(脳のゴミのようなもの)の蓄積がアルツハイマーを引き起こすといわれていて今のところ治すお薬はありません。

 

これまで何人かの国際中医師に質問したところ漢方的には血虚(栄養不足)認知症の原因ではないかといわれました。確かに母は脾(血を作りだす)が弱く体力がなく疲れやすくストレス過多で痩せていました。あれ、私そっくりなんだけど‼︎

 

今回の国際中医師曰く痰湿(水液代謝障害で形成され局部に滞留した異常体液)じゃないかとのことでした。遠志(おんじ・イトヒメハギの根)の入った人参養栄湯や帰脾湯などいずれも補気剤を試す選択肢もあるよと(遠志も物忘れには効くが認知症には疑問が残っています)

 

抑肝散は袪風剤で気滞に効果があり神経の昂りやイライラや怒りに効果的といわれていますから虚弱で不安症な母には合っていませんね。

まずは証の見立てから

アルツハイマーを発症してもメマリーやアリセプトを飲むだけが対処方法ではありません。選択肢は他にもあると知っているだけで心もちも異なると思います。正確な証(しょう・体質)の見立てができる漢方専門医、漢方薬剤師、国際中医師などに辿り着けるかどうかで発症後のQOLも違ってくるでしょう。

 

抗うより受け入れるほうが楽ですが発症後の時間は案外長く、それなら快適に過ごすための手札を持っておきたいものです。