後知恵でどうこういっても仕方ないんですがね、生活習慣で認知症を予防できるとか聞きますよね。
アルツハイマー型認知症を発症した母の暮らしぶりで思い当たるものをメモしておきます。
参考になれば幸いです。
もともと食が細く痩せ気味(脾気虚ですね)好き嫌いはあまり目立ちませんでしたが、多忙だったので出来合いの惣菜をよく利用していました。
私は手作りごはんというものを食べた記憶が殆どありません。
おばあちゃんの味とかいいますが、私の祖母は家つき娘で祖父は婿養子だったため、家事全般は曽祖母がしていました。
つまり祖母も家事は苦手。
私は幼少期からインスタントコーヒー、マーガリン(トランス脂肪酸‼︎)たっぷりの食パンで育ちました。
おやつは添加物いっぱいの市販のお菓子。今ならけして口にしないものばかり。保存料が入っているので開封しなければいつまでも日持ちします。
市販品・出来合いばかりの食卓ですから美味しいごはんは外食でした。
私自身、中年になるまで菓子パンが大好きで毎日のようにカフェ、パン屋さん、コンビニ、スーパーで買っていました。
20代半ばまでまともに料理をしたこともなく、家事ができなくても生きられると思っていました。
40過ぎて漢方を学ぶまで、栄養バランスを考えても食材の効能がメンタルにまで作用することを知らずに過ごしていました。
母も私も気虚(エネルギー不足)かつ気滞(エネルギーの詰まり)で、元気不足でイライラしやすいという厄介な体質で周囲との軋轢をうみやすい性格でした。(私は今もそうです)
母はつねに不満だらけで人の悪口ばかり、本音で話せる友達もなく、聞くのが嫌になった私は自分もそっくりだと自覚しつつ距離を取っていきました。
はい、認知症の始まりは孤独と食生活から。かもしれませんね。
つづく。