つねに頭はフル稼働
都合のいいときに好きなほうで暮らすわけにはいかないのが2拠点暮らしの現実です。実家の管理と祭司を父から託されており江戸時代から続く本家の家督としてはたから見るよりこまかい負担がたくさんあるのです。
今の時期だと北国の実家はまだまだ雪掻きや水道管凍結防止、大家さんをしているピアノ教室の灯油ストーブの給油など首都圏に暮らしながら現地の人の力を借りなければなりません。リモート管理といえば聞こえはいいのですがいつも全方位に目配りしながらかつ自分の健康も確保するよう意識を使うためかなり消耗します。
いつでもすぐ出かけられるようキャリーケースは半分荷造りしていたり、時刻表の確認や切符の手配や乗り換えがスムーズに行くようつねに頭の中はシュミレーションを繰り返しています。持ち物のチェックリスト、東京駅で買う手土産、着いたらやること、挨拶する人、手続き、自宅に戻る日は寝具の洗濯・ゴミ出し、火の元・戸締まりからエアコン、照明器具、換気扇、タクシー予約から新幹線乗り換えまでの流れを考えずにやれるよう身体に叩き込んでいます。
分家の叔母には「だからぼけないのよ」などといわれますがね、けっこう疲れてるんですよ(笑)