のぞみのデュアルライフ(2拠点暮らしと養生方法)

不仲な親の介護と実家のゴミ屋敷化に悩む皆さんへ 

田中康夫先生とおはなし

車座集会に参加

長野県知事のころから住民と直接対話する機会を大切にされている田中康夫先生の車座集会に参加しました。21年の横浜市長選挙では落選でしたが魂のこもった辻説法に多くの市民が足を止めて聞き入っていましたよね。当選されたら引っ越そうと本気で思ったぐらいです。

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大暑の日曜日いただいた資料を読みながら横浜伊勢崎町へ向かいました。私は市長選挙のさい掲げておられた独居老人対策、空き家の利活用(宅幼老所)に注目していて時間がかかり効果がすぐ出ないけれど目先の利益よりとても大事と思っています。

 

便利な場所の空き家を宅幼老所にしたくても保育士の配置や消防法での規則、補助金など縛りがいろいろあって実現までの道のりが長すぎます。元気な高齢者と共働き家庭のお子さんがいっしょに過ごせる場は核家族の今はないんですよね。親世帯との同居はしんどい、でも手薄なところはサポートしてほしい若い世帯を支える政策で空き家対策にもなる。

 

おじいちゃんおばあちゃんと暮らしていない幼児が高齢者に接するチャンスでもあります。世代を分断しない方法と思いますが儲からないことはしにくいのかな。緊急じゃないけど大事なことなんだけどな。ちなみに母がいた施設は一階に託児所がありスタッフさんのお子さんが預けられていました。介護の利用者さんの音楽療法の時間にはこのお子さんたちが歌や演奏を披露してくれたり楽しかったですよ。

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車座集会は参加者さんが簡単な自己紹介をして私と同年代とおぼしきバブル世代の女性が「沈みかけた船に乗ってる感」を周りに話しても理解されないと嘆いていましたが実は私もずっとそう思ってるんですよ。かれこれ25年は思ってるけれど言えば現実になりそうで黙っていました。やはり私の肌感覚はまちがっていなかった。

 

金利だデジタル社会だタワマンだ資産運用だとどれも「うたかた」ですよ。ごくいちぶの盛り上がっている人たちのお話なぐらいみんなわかってるはずです。宅幼老所は孤立していく老人と預かり先のない幼児の居場所かつ空き家再生の総合サービスじゃないのかな。この提案は「微力だけど無力じゃない」と思いますが。