行きすぎた正義
私の地元から10月の衆院選で初当選した元アナウンサーの方が在職中のパワハラで訴えられています。私の感想としては「ま、そうだろうな」と。
まったくそんな雰囲気のない方でニュース原稿なども聞きやすくその道のプロだったのだと思います。地方のテレビ局員は好感持たれてなんぼですしね。街中でふつうに会ったりなんならご近所さんだったりしますから。特に主婦層に好かれることはとても大事。
都会暮らしの方にはわからないでしょうけれど地方都市はローカル局、地方紙、地銀、電力会社など公益性の高い企業がつながりなかの人同士もうっすら関係があるものです。なんとなく知っていていっしょに仕事したことはなくても噂レベルの面識ありみたいな感じ。これは善し悪しで狭いコミュニティのなかでやりづらかったり逆にはなしが早かったりさまざま。
今回告発した元部下だった人々は腹に据えかねたのだと思います。アクセント辞典で叩かれたなど立派な暴力でしょう。職業柄正しいアクセントではなしてほしかったという行きすぎた指導では済まないのでは。被害者の人々がわざわざ顔出しして嘘はつかないでしょう。すでに退職しており勤務先に迷惑がかかることもない、立派な公約を掲げて国会議員になる資質があるのか問うのは大事なアクションです。叩いて埃のでない人はいないでしょうけれど過去のパワハラはいずれ巡り巡って己にかえってきます。
自覚なくやっていたのかそれを許す社風だったのかわかりませんが狭く密度の濃い古い社会でおこりがちなことが表沙汰になってよかったと思います。