知りたいけれどわからない部分ですよね。どう生きたいか、どんな最期を迎えたいかを身内に話しておかないと、望まない苦しい医療を長期間受けることになります。そして費用もいつまで払えるのか。
「縁起でもない」なんて言う人がいますが、本当にそうですか?
いつまで、そしていくらかかるかわからない医療行為を無制限に受けますか。
ターミナルケア病棟に行ったことのある人ならわかると思いますが、脚が私の腕ぐらいしかないお話もできない患者様が横たわっています。
目の下が真っ黒で、四肢が枯れ枝のような状況です。
もう皆さん口から食べることはできません。3時間おきにナースが点滴はじめ様々な管を交換してバーコードをスキャンしていきます。
意思表示はできない、口から食べられない、排泄も人の手を借りる、手足は拘縮して開かない。
話しかけても反応はありません。痛みの感覚はあるので、たん吸引の時は苦しそうです。鼻から40㎝ぐらいの管を入れるのですからそりゃあ痛いでしょう。
私の親族がお世話になっていたところは1日1万円でした。
地域にもよりますが、実は選択肢はあまりありません。提示された中から面会のしやすさなど考慮して選び、事務方(責任者)と家族の面談がありました。
つまり支払い能力の有無を見られる、という感じでしょうか。
入所できるかどうかその場で返事はもらえませんでした。後日、なにかしらの審査を経てオーケーが出ました。