二重被爆者の山口彊氏のインタビュー記事を書籍化した尹雄大さんのワークショップに参加しました。
私はこの本が彼の仕事と知らずに読んでいたのですが、やはり言葉の端々に感じるセンスがなんともいえず秀逸で気に入った部分に付箋を貼っていました。
尹さんには三週間前にお会いしたばかりで、この間に様々なことがありすぎてとても疲れていたのですが参加してみてよかったです。
まったく違う環境で気持ちがリフレッシュできたのと、アルツハイマー型認知症が課題だったのもポイントでした。
今日も鋭い言葉をどんどん投げかけられて、拾いにいくのも一苦労でした(笑)
〇〇→感じる→思う→考える
感じる前の〇〇はいったいなにか?
インタビュアーとしての成功体験を話しても再現性がないし、やった気にさせるノウハウ本の乱立で経済が回るだろうけれどそれはしたくないと。
相手の話を正しく理解するより話を完全に聞く姿勢を身につける。
時間の先取りの焦りが相手を理解できなくする。
早わかりしないほうが感覚を捉えられる。
共感はプロセスに発生するものでゴールではない。
などなど。
慮る=気づかう≒顔色を伺う
は関係性によって変わる。
人はジャッジされないと気持ちよく話してくれる。
しかしインタビュー相手に巻き込まれたほうが何かメリットがあるかな?と感じたときに胸のアラームが鳴るらしく独自の感覚を大切にお仕事されてるそうです。
等身大の尹さんはとてもはにかみ屋さんで、切れ味鋭い文体からは想像しにくいふわっとした雰囲気でした。
無理せずそのままでも大丈夫なんだ、となんだか楽な気持ちになれた不思議な時間でした。