経験者だから理解してもらえるだろうとつい期待しがちですが案外そうでもありません。
あなたの経験と私の経験は違うからやっぱり分かり合えない前提でお話するほうがいいようです。
しかし未経験でも想像力豊かでわからないなりに寄り添える能力の持ち主もいるものです。
そんな人になりたいな、なんて思ってますが難しそうです。
なろうとしてなれるものでもないですから。
私は認知症介護について偉そうに語っていますが、もっと大変な状況にあってかつ言語化できていない人が大勢いることを知っています。
本当に切羽詰まっていたらもうそれどころじゃないんですよね。
余計なお喋りなんかする暇はない、目の前のことを黙々とやるだけ。
するとどんどん寡黙になって状況説明するのが面倒になります。
結果「ひとりで抱え込んでる」と見られてしまうのです。
そうじゃないんですよね、一から説明することにもう疲れてるんです。
プラスどうせ話しても理解されないという諦めもあります。
そんな時「やってないあなたに何がわかるのよ」みたいな言動になります。
やったところでわからない人だってたくさんいます。そういう人もリアルな知り合いにいます。
自分の見聞き体験したことを全てと思い込まない。未経験者だからわからないと決めつけない。
相手の理解の度合いに違いがあることを踏まえたうえでおはなしするよりないのです。