問診、聞診、望診、切診をへて「証」(しょう。その人の体質)を導き出して処方される漢方薬がもっと簡単に選べる未来がくるかもしれない。
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同じ病気でも人によって薬は違う(同病異治)
同じ薬なのに違う病気に効果がある(異病同治)
この漢方独特の考え方をAIがどうやって判断していくのか。
例えば虚証(体力がなく疲れやすい)体質の私がみぞおちがつかえて食べられずやせ細っていく。
舌診(舌の状態)で縁にギザギザがついていて白っぽいピンク色をしている。
切診で脈を見ると肝の高ぶりがあらわれている。
問診で背景を聞くと長距離を短時間で移動する親の介護に10年かよっていて相次いで両親を亡くした。
聞診で言葉は明瞭だが思い煩いがありそうにみえる。
更年期にさしかかっていて様々なバランスを崩しやすい世代。
さて、なにを処方するか。
ここが漢方医の腕の見せ所です。
虚してるわけですからまずは補気材(不足を補うもの)かな?そこから水はけと気巡りをよくするものはどれがいいかな?
これらを勘と経験値で瞬時に判断するわけです。
AI処方だと質問をタブレット入力するだけで導き出せる仕組みですが証の見立てを間違えないのかな?
漢方医独自の言葉や心に働きかける励ましは期待できません。
患者側は前向きになれる道すじを示してほしいわけですから、コレとコレを飲むとこうなりますという結果だけだと味気ないですね。
そうなると益々ヒトが請け負う部分への期待値が高まります。
〇〇ドクターとおはなししたい。
だからこそますます人となりが問われるようになりそうですね。同じ結果なら自分がお話を聞きたい人から、と思うものです。