中国語の先生と「日本の女子は生理痛の酷い人が多いよね」という話題になりました。
さすが本場の養生思想で育っただけに気軽に鎮痛剤を飲むとか生理休暇が企業で取れるなど不思議で仕方ないようでした。
確かに私も若い頃は起き上がれず会社を休む寸前の辛さでした。
今なら原因はわかりますがね。
日頃の不摂生・不養生の積み重ねです。
幼少からの頭痛持ちでもありポーチの中には◯デスとか◯ファリンとか誰もが知る鎮痛剤を常備。
うっかり忘れたら近くの女子に「誰か持ってない〜?」と聞くと誰かしらなにか持ってるものでした。職場に配置薬というものもありました。
いま考えたらずいぶん安易に薬を飲んでいました。飲めばたいがいすぐに結果が出ますしね。
私も御多分にもれずすぐに結果を欲しがる「待てない人」でした。
しかし漢方を学ぶうちに早く効果の出ることと、長年の積み重ねを時間をかけて修正していく先にバランスの取れることがあるのがわかりました。
いま痛い、早くなんとかしたい。それは重々わかります。でもそもそもなぜ痛みが出てるの?を考えないと。
身体を冷やし無理をさせ穏やかな気持ちを失うような暮らし方と健康は程遠いものです。
(背中の見えるファッション、生脚・素足、冷たい飲み物食べ物、シャワーで済ます生活習慣、夜更かし夜型生活などゞ)
痛みだけを押さえても原因まで対応しないと同じことの繰り返しになります。
聞き飽きるぐらい散々いわれている生活と食養生に気をつけても変化に気づくには半年ぐらいかかるのではないでしょうか。
釣りに例えて中国語では
放长线钓大鱼
(糸を長く遠くへ放って大魚を釣る)と表現するんだよ、と教わりました。
若い女性たちに今のうちから自分を大切に扱うことを啓発したいよね、という結論に落ち着きました。