都会でなんでも手に入った時代
わずか30年ほど前まで都会に暮らせばたいがいのものが手に入り願いは叶うという価値観でした。
楽しい場所も人も都会に集中し地方のよさは内輪の盛り上がりていどでムーブメントになることはほぼありません。
家で用事が済むようになった
ネットの普及で〇〇ってこういう場所らしいとわかるようになりました。
会ったことのない著名人の発信を読んで「こういう人だろう」と想像がつくようにもなりました。
欲しいものを買いに行かなくても家で注文できるようになりました。
都会の疲れを癒すには
それでも最先端の流行や商品はやっぱり都会発に変わりがなく、中年になるとどんどん新しく塗り替えられる日常に疲れてきます。
移住は国家的政策か原点回帰か
近年やたら地方への移住が取り上げられていますがそこは桃源郷なのでしょうか。
首都圏に集中する人口を分散させ自然災害などのリスクを減らしたい政府の思惑もあるでしょうし、年金だけで生活できるモデルプランのひとつとして提案されているのでしょう。
便利さは手放せない
もとから首都圏と地方の2拠点暮らしをしている私はどちらかだけの比重が重くなるととたんに息苦しくなり、責任のない場所へ逃げたくなります。
身内に離島や地方の魅力を発信しているライターがいますが、どれだけ素晴らしさを語ってもけして首都圏の快適便利な暮らしを手放さず移住までしないところをみると、旅行程度の関わりで満足なのだろうと思います。
地域のお仕事がある
都会と違って回覧板をまわしたり町会行事があったり檀家寺院のお掃除や神社の氏子、選挙の手伝いから消防団など無償のお仕事がたくさんあります。
私は不在がちでも地域の方々に気にかけてもらっているので町会費を払い防災訓練のためだけに帰省しています。
移住を考えるなら一度もその土地から出たことのない土着民と価値観を摺り合わせながら暮らせるかも勘案すべきです。
都会なら合わない人と付き合わずに済むのが難しく夢の移住がストレスにもなりかねませんから。