もとは寺院のスポンサー
サンスクリット語のダーナパティーから転じて旦那さん、扶養してくれる人、布施してくれる人みたいな意味合いが檀家にあります。都会の人には理解されにくく地方の田舎に残る独特の仕組みかもしるませんね。少子化に伴う墓守り問題にも発展していますよね。
うちは江戸時代からの檀家で伊達藩の下の小さな国の城主から土地を賜った人々みんな同じ臨済宗寺院に墓地を持ち代々なにかしらの役職を務めています(花園会という全国組織)檀家総代というのはこの世界ではなかなかのステイタスで他に会計係とかさまざまなお仕事をみなさん無償でやっています。
2.8月には住職のボーナスらしい謎の集金があり、不在がちの私のかわりに分家さんが立て替えてくれています。お盆前の参道掃除に出席できないときはその分もお支払いします。そもそも墓地を購入してはいないから数千円の集金は負担ではありませんがお寺の維持管理は非課税法人でも大変でしょう。
以前本堂の新築工事にひと口55万円〜のお布施と戒名代が70万円という記事を書きビジネス仏教だなんだと異論を唱えたくもなりますが、ご先祖さまのことを住職がきちんと記憶してくれていて回忌法要の席にもきてくれて読経をあげ故人を偲ぶこの仕組みは合理性だけで割り切れるものでもないんですよね。