欠けた器の再生方法
値段ではなく大事な思い入れのあるものは修繕して使いたいものです。以前こちらに書いたお蕎麦屋さんのご子息手づくりの湯呑みが欠けてしまい金継ぎの先生に直接ご相談させていただきました。
インバウンドの外国人の方から非常に興味を持たれる分野ですが日本人のあいだでもまだ認知度は低いかもしれませんね。そもそも器は欠けたり割れたりしたらもうおわかれと思っている人が多いのではないかしら。
茶室での密会で毒を盛られたら大変だからと銀をお茶碗の蓋に塗ったのが起源らしく(銀は変色するから)安土桃山時代までさかのぼるようです。知らなかった‼︎母も器がとても好きな人でしたが認知症で高級な器も危なくて使えなくなり食器棚と茶箪笥4台なかみごと処分しました。捨てるのもお金がかかりました。
介護で8割の家財を処分しバリアフリーで車椅子生活できるよう実家は再生しました。大変でしたが大切なものを丁寧に扱う気持ちが芽生えるきっかけになりましたね。今回の湯呑みは出会いに物語がありこれからも大切にしたくて金継ぎすることにしました。どんなふうに仕上がるか楽しみにゆっくり待つことにします。先生のInstagram 美しい金継ぎの世界観↓
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