まずは知ること
2019年の秋ジャーナリスト堀潤氏https://x.com/8bit_horijun?s=21&t=GY1jjd0HVDMwoZ8GxrnUJQの映像写真展へ行ったときのおはなしです。テレ朝の平石アナがタクシーから颯爽と降りてきて会場入りされうっかり知っている人と勘違いして「こんにちわ」とご挨拶すると「こんにちわ」と返してくださいました(のちにXでイケメンでテレビどおりでしたとコメントすると本気で受け取りますよと仰っていました)
双子のお子さんを連れたママが展示スペースでのギャン泣きに困り果て外へ出てしまったところ堀さんみずから「みてましょうか?」とお子さんを抱っこしてくれてママさんとふたりで「いいなぁ〜」と呟いてしまいました。堀さんには「東日本大震災の被災地である宮城出身なのでまた取材に来て欲しい」とお伝えしいつ寝てるんですか?と訊ねるといつも眠いですよとのことでした。
「私は分断を許さない」というご自身が制作された映画で北朝鮮の大学生にインタビューしていたり香港デモでガスマスクをつけて取材している様子がずっと流れていました。東日本大震災で取材したときの写真も展示されておりご自身の足で現地入りし他のメディアが扱わないような小さな声を丁寧に拾っておられる様子が伝わってきました。
毎朝生放送のあとにXのスペースでアフタートークをされるのですが能登半島沖地震の支援の遅さに歯痒さを感じている様子が聞き取れました。米国戻りでそのまま現地入りしまだどこも取材していない内灘町の被災状況をいち早く発信していただけに残念でしかたないのでしょう。今すぐほしい支援と時間経過してからわかる二重ローン問題など実家が東日本大震災の被災地の私には聴くのも辛いものです。
すぐなにかしなきゃとはやる気持ちを抑えてまずは通常の生活と息の長い関心を持ち続けることも大事ですね。痛みの分かち合いなんてできないんですから。