不思議な感覚
実家ではいつも両親や祖父母といっしょに暮らしている感覚があります。私はけして信心深くはなく今でこそお盆やお彼岸のおつとめはしますが昔は親に任せきりでまるで他人事でした。そのためお膳やお団子、盆提燈の組み立てなどなにをどうすればよいのかまるでわかりませんでした。
それが母が認知症になり父が突然死し急にすべてを任されることになり手探りで準備をするようになったのです。毎年やっている人からすれば「なにを悩むの⁇」と不思議でしょうけれど段取りのわからない私にとってかなりハードルの高いことでした。
しかし回数を重ねることでお墓参りとの兼ね合いもわかり何日前になにをするのかからだが覚えてやれるようになりました。とはいえこれらの行事は区切りでしかなくご先祖さまとはいつでもアクセスできるのです。日ごろからそのような環境や心情にないと難しくあえてお盆やお彼岸などイベントとして「やった感」を味わうのでしょう。
私はたまたま本家の家督で仏壇もお墓もありご先祖さまと繋がりやすい環境ですがそうじゃない人は時々でいいので己のルーツを思い出す時間をとってみるといいですね。スピリチュアルとかじゃないですがそのとき相互に交信できてるはずですよ。あちらもあなたのことをいつも見守ってくれています。私はそれがわかるまでかなり時間がかかりましたけれど。