両方の視点から
肥満や高血糖、脂質異常など中年すぎるとなにかしら気になる項目がふえて食生活を意識しますよね。かくいう私も「よい油」情報をたよりに高級オリーブオイルで野菜を食べていました。しかし敗戦後の条約により小麦粉や乳製品、油を請け負うことで戦前はなかった献立が登場したと知りこれは消費させるためのマーケティングとわかり食べるのを控えました。
むかしはなかった病気がやたらふえているのも食生活の変化によるところが大きいのでは。誰もが薄々気づいてはいるけれど表立ってはなす人はいません。買い物に行けばシニアが甘いお菓子やパンをかごいっぱいに買っています。それらを食べながら病院がよいもしているわけですよね。
おかしくないですか⁇食べるのをやめれば不調がよくなるかもしれないのに。そう先も長くないから好きに食べたいのもわかりますがね、やっぱりおかしな社会構造に組み込まれてしまっています。私はお菓子はいっさいやめて花粉症も肌荒れもなくなりましたよ。
しかし油を積極的に摂ったほうがいいという考え方もあり疑問を感じています。植物性の油が炎症をおこしあらゆる病の元凶になっていると説く吉野俊明先生の意見とは真逆で唐揚げにマヨネーズを推奨する考え方を紹介しています。立場によって意見も分かれるのはわかりますがね、注意しないと自分にとって有利な部分だけの切り取りになってしまいます。医療者でも学者としての意見と臨床で治療にあたってきた人の意見のどちらを信じるかでしょうね。
少なくとも私は唐揚げにマヨネーズという選択はしません。